模型のお話
9月も終わりに近づいているにも関わらず暑い日々が続いています。
Ms1年目のN氏の机です。今月末にあるプレゼンテーションに向け黙々と模型を作り続けています・・・。


Ms建築設計事務所ではどの様な物件でも最低2種類の模型を作ります。「プレゼン用模型」と「軸組模型」の2種類です。プレゼン用模型は意匠模型です。(1/50、場合によって1/100で作ります)。名の通りプレゼンテーション時に施主に説明する道具として作ります。はじめて見る家の図面を理解することは、図面に慣れていないと困難です。しかし図面+模型があれば、より具体的に自分たちの夢が形となって分かります。どのお施主さんにも「分かり易い、周辺の建物まである」と驚き、喜んでいただいています。Msのプレゼン模型は外部の仕上げ、内部の仕上げなど色分けしてあり、誰にでも分かり易く作ってあります。また周辺道路、建物(建物の窓の位置)などなるべく詳しく周辺状況を分かるようになっています。模型は希望があれば竣工後にお渡ししています。

次にMsの特徴ともいえる軸組模型です(1/30で作ります)。プレゼン模型は、どこの設計事務所もつくっていると思いますが、軸組模型はなかなか作らないのではないでしょうか。。軸組模型は木造住宅を考える上で重要な意味があります。また木造を得意とするMsには無くてはならない模型です。軸組(構造体)が化粧として見えてくる造り方をするMsの家では、軸組みが直接意匠に関わってきます。それゆえ架構の美しさは重要です。しかしただ美しいだけでなく構造的にも強い木造をつくるために、1間間隔(場合により異なるが基本は1間)に柱を建て、2階床梁は甲乙梁にして床面の剛性を強めています。単純に感じるかもしれませんが、軸組模型にするとその美しさが分かります。大工さんと構造材の刻みの打合せをするとき、木配りをするとき、上棟時などで活躍する模型です。


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①黙々と作っています。話しかけられません・・・。図面を見ながら模型を作るのは主にMs1年生の仕事です。プレゼン模型を作りながら、意匠を勉強したり、軸組模型を作りながら木構造を学んでいます。年間に10棟分は模型を作るので、約20体の模型を作ります。1年過ぎた頃には事務所の模型はほぼ自分の作った模型になります。



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②敷地模型は敷地調査後につくります。敷地調査では計画地以外でも測れる場所は全て測ります。 計画地にボリューム模型を置いて試行錯誤します。家の形を考えるとき周辺状況というのは重要な要素になります。隣家の窓の位置、敷地のどの部分に家をつくるのが1番気持ちよく過ごすことができるのか、隣地との高さ関係など模型を見ながら考えたりもします。




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③左プレゼン模型、右竣工時写真。ほとんど一緒です。




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④軸組模型にはDボルトの位置などもピンで分かり易く示しています。美しい軸組みです。




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⑤刻みの打合せ(プレカット時も同様)や建て方時に持っていきます。
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by MsARCH2 | 2007-09-19 16:43 | その他
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