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赤杉の家塗装工事&見学会
4月に入り、新年度がスタートしました。桜も咲き、本格的な春を迎えたころ、鳥取県智頭の構造材を使った「赤杉の家」が竣工しました。真壁構造で智頭の美しい赤味の杉を存分に味わえる住まい。住まい手が当初から望んでいた家族が自然と集いリラックスできる家ができあがったと思います。
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今回から数回に分けて赤杉の家をご紹介したいと思います。まずは、竣工前の様子から。3月の末、建物本体がほぼ完了した頃、朝からMsスタッフ4名が現場へ向かいました。
目的は・・・現場の塗装!
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Msでは、コストを抑える意味と、スタッフの勉強のため床や建具の塗装工事をさせていただいています。現場で手を動かすことで学ぶことは実に多いです。
赤杉の家の塗装工事は1、2階の床(計90㎡)と建具大小28枚、カウンター、家具、デッキなどなど盛りだくさん!これらを2日に分けて塗っていきます。
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いつもの塗装セット。だいたいコテバケと刷毛を使ってどこも塗っていきます。床はOSMOのフロアクリアラピッドを塗りました。キッチンカウンターなど水廻りもOSMOを塗ります。赤杉の家の1階床は杉の本実板(30mm厚)。赤味勝ちでそのままでもとてもきれいな板です。より自然な仕上がりにするため蜜蝋ワックスを塗るか、ギリギリまで住まい手は悩まれていましたが結局は耐久性を考えOSMOを選択されました。
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建具は柿渋ペイントの白を塗るのがMsの定番です。柿渋ペイントは柿渋をベースに天然顔料や植物油を混合した自然塗料です。薄めに塗ってシナベニヤの木目がうっすら見える程度に仕上げます。

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作業中、住まい手さんが現場へこられたので息子さん(6歳)が塗装体験!いつもクールなお兄ちゃんですが、この日の夜はお父さんに「僕が塗ったんやで~」と自慢していたそうです。小さなお子さんにとって家作りに加わったという思い出はとても貴重なものなのかもしれませんね。

塗装を終えた週末は完成見学会を行いました。
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良く晴れた暖かな日で風通しの良い明るい赤杉の家は本当に居心地が良く皆さん通常よりのんびり見学されていたような?空気環境や木材の段取りについて質問を受けたり、『遠くから見た外観がいいですね』とか『リビングの木製建具がいいですね』などの感想を頂きました。駅から遠い現場にも関わらず、参加いただいた皆様ありがとうございました。
さて、次回は赤杉の家をさらに詳しくご紹介したいと思います。お楽しみに。

by MSARCH2 | 2011-04-06 20:31 | 新築
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