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芦屋の家スタート!
先日、素晴らしく晴れ渡ったよい日に芦屋のK邸が地鎮祭を迎えました。

芦屋の家スタート!_b0111223_1111226.jpgKさんのすまいはご家族4人が住む木造2階建ての住宅です。
長期優良住宅で計画しています。
15年前の震災で多数の住宅が倒壊の中、
頑丈で長持ちして心地よい木の家を作り続けているMs建築設計事務所。
日本の地域材(杉、桧)を一般住宅の2.5倍近く使用し
街並みとしても美しく、緑いっぱいの庭含めて作ります。
今回の住まいの特徴は、1階玄関土間とピアノ室が一体となっていること。
楽器メーカーの防音室という箱物があります。
ピアノを日常に使用される住まい手は
この防音室を購入して家の中に設置するのですが、悲しいかな美しくないのです。
モノトーンの色とただのグレーの箱、
この中では感性豊かにレッスンできそうにない・・・。
と、思うのは私だけではないと思うのです。
これから新しく作る住まい、
新築時に、防音性、デザインともに両立したピアノ室を全力をもって作ります。




芦屋の家スタート!_b0111223_1115872.jpg芦屋の家スタート!_b0111223_1132056.jpgさて、地鎮祭の様子です。
芦屋神社の神主さんに来ていただき土地を清めていただきます。
『早朝の地鎮祭は気持ちがいいですね』と、神主さん。
地鎮の儀を行い、玉ぐしを土地の神様に捧げます。
Kさんのお嬢さんも神様に『ぺこり』可愛らしいです。

芦屋の家スタート!_b0111223_2131332.jpg最後は家族全員で記念撮影。
この日はKさんご夫妻、それぞれのご両親などなど、総勢14名での地鎮祭でした。
なかなかこれだけの人数が集まることも難しいのですが
賑やかで楽しい雰囲気に、土地の神様もKさん一家をあたたかく迎え入れて下さったと思います。
芦屋の家は高台に建つ、2階リビングの住宅。
海までの眺望も抜けるのではと、今から楽しみにしています。













芦屋の家スタート!_b0111223_21421762.jpgそして、数日前に遡り恒例の木配りも行ってきました。
今回は、田辺の廣本林業さんでの木配り。

芦屋の家スタート!_b0111223_21461877.jpg施工はお馴染み、羽根建築工房さん。
木配りの前に、架構について打合せをします。
芦屋の家は2階の床が跳ねだしていたり、
構造的に工夫がいる箇所があります。
棟梁を交え、施工的にもベストな答えを出していきます。
棟梁は高槻のカフェ、『豆増』に引き続き松本棟梁。
Msの物件を担当するのも今回が3件目で
細かいことも理解してくれる頼もしい大工さんです。


芦屋の家スタート!_b0111223_9243759.jpg
芦屋の家スタート!_b0111223_21494359.jpg今回も目の詰まった良材ばかり。
見た目の美しさだけでなく、中身の美しさというのでしょうか、
ぎゅっと詰まった年輪は構造的にも強く、安心感を与えてくれます。
この年輪に何十年という時間が刻まれて、
ひとつの家族の住まいを支えてくれるのです。

芦屋の家スタート!_b0111223_2150965.jpg2階の屋根に架ける小梁。
75×120と4寸角材よりスリムな材を
細かいピッチで架けリズム感を出します。
『豆増』でも行った架構です。


芦屋の家スタート!_b0111223_2156477.jpg今回はもうひとつお目当てが。廣本さんのところにストックしていた杉の厚板です。
赤味、源平、上小から野物までいろいろな本実板が600枚!近く。

芦屋の家スタート!_b0111223_21592250.jpg・・・きれいですね。
天井板などに使用するととても美しい空間になるでしょう。
そう思って、大量にストックしたのですが、
長期優良住宅の認定を取るために、
本実板の水平構面では床倍率が足りない・・・。
結果、この美しい材を使用できないという悲しい事態になっています。

帰りの車の中 『あの本実板をどう使うか・・・』 ひとり呟く三澤所長。
近々、お披露目出来る時がくるといいな~と思いつつ南国和歌山を後にしました。

by MSARCH2 | 2010-04-19 22:08 | 新築
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