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漆塗り
10月13日、14日、岐阜県森林文化アカデミーにて木材漆塗の実習がありました。金沢の泉谷しげること(金沢では有名人です)漆塗職人・沢田欣也氏が講師です。Msのスタッフも参加しました。
漆を扱うということは、肌につくとかぶれます。それも尋常ではないくらいにひどいことになりますが、この名人沢田欣也氏、さすがに慣れているのか一人軽装です。

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漆は日本で伝統的に使用されてきた自然塗料です。木材に漆を塗ることにより、深みのある色合いが出てきます。また、防虫、防腐、抗菌効果もあり、浴室など水周りで使用する木材に効果的な塗料です。近年はより強い効果のある合成化学塗料も一般的に使用されていますが、原料から生成まで100%天然なのは漆だけです。また、仕上がりの質感は他の塗料では出すことができません。

今回塗るのは漆の樹液を漉しただけの生漆(きうるし)です。

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かぶれる恐れがありますので、漆塗の作業にあたって、手袋やハンドクリーム等、触らないように万全の準備をしておきます。今回の木材は針葉樹であるサワラの木の板です。この板に漆を塗る→布で拭く→乾燥室で乾かす という手順で数回重ねて塗ります。
三澤文子も重装備で塗っています。
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1度塗りの状態です。
塗り重ねるごとに色濃くなっていきます。
このサワラ、東京岡部木材店でそろえていただきました。
超仕上(表面カンナ仕上)がかかっていますので漆の伸びがとてもいいのです。

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乾燥室は漆の乾燥に最適な環境・室温20℃、湿度70%になるように加湿しています。

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今回は3回ほど塗り重ねました。仕上がったサワラの板は美しい光沢を出しています。
黒光りのするサワラの板、どこに張ってやろうかなと今から楽しみです!!

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木材の塗装もMsの設計業務の一環です。
木材に触れ合う作業を行うことにより、木材の特性をより深く知ることができるのです。

by MsARCH2 | 2009-10-15 12:20 | その他
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