先日西宮市のA邸が上棟しました。
8月の暑い陽射しの中、テキパキと工事を進めていく大工さん。本当にお疲れ様でした。 写真左が完成模型写真。右が建て方終了時です。 今回のこの住まいのテーマは広い空間のLDKです。 『約21帖の空間を柱無しでいかに広く見せるか』 LDKに120×300のきれいな梁を60cmごとに架け、 その上に吉野杉のJパネル(Msオリジナル)を留め付けることにより ワンルームの剛性をより強めます。 下の写真が建て方の時写真です。 材は和歌山田辺の廣本林業さんから。 今回も美しい材を入れていただきました。 中央の大黒柱はなんとチークなのです! それに絡めてキッチンの天板もチークとし、 上質な空間が生まれます。 上から見るとこんな感じです。 リズミカルに梁が渡っているのがよく分かりますね。 上棟後の写真です。 上品な吉野杉Jパネルに 奥行きを感じさせる梁の列がとても美しい天井です。 2階にはご主人と奥様の各個室と納戸が計画されています。 写真左)2階個室。1.5寸の屋根勾配で緩やかに登り梁が渡っています。 写真右)そして、Msの定番。吊バルコニーの吊パイプです。 こうやって建て方の時に梁に吊っておき後で床と手すりを施工します。 このシステム、他の設計者の方にもとても評判がよくいろいろな現場で採用して頂いているようです。 A邸は長期優良住宅の認定を受けていますので耐震性能も等級2以上を必要とします。 そこで力を発揮するのがJパネルです。 耐力壁としては現在2.5倍の壁倍率ですが、それももうすぐ3.6倍に認定変更の予定です。 3.6倍の認定を受ければ構造用合板を足し合わせなくても必要な耐力を確保でき、 結果コストも手間も省け、よりすっきりとした壁になります。 棟梁の仮谷さん。 玄関収納を納める開口を作っているところです。 開口部の上の垂れ壁もJパネルです。 このような垂れ壁もJパネルでしっかり固めれば 十分な耐力を発揮します。 また、Jパネルは水平構面への使用がかなりおすすめです。 というのが、床倍率3.0倍を確保しながら 天井仕上材として使用できるものがとても少ないからなのです。 がっちりと固められた2階の床。 地震力や風圧力を耐力壁に伝えるため、水平構面を固める事は大切なことです。 これから約4ヶ月、12月の竣工に向けて工事を進めて行きます。 工事の進捗は随時Ms日記でご紹介していきます。
by MsARCH2
| 2009-08-25 15:55
| 新築
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