「遠江の家」-天竜杉の家-完成見学会
浜松市の長期優良住宅先導的モデル事業の採択を受けた「遠江の家」が竣工しました。
お施主さんは工務店の2代目、自邸兼モデルハウスとなる住宅です。
お施主さんのSさん夫妻、大工さん1人の家族経営です。
今までの新建材を使った家作りに疑問を持ち、MOKスクールの存在を知り、MOKスクールで勉強することで、今回のモデルハウスプロジェクトへと進みました。
Sさんとのファーストコンタクトは去年のMOKスクール天竜ツアーです。それから約1年をかけ、ようやくSさんがこれから目指す家作りの一つの形がMsとの共同作業により完成しました。


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写真は完成写真外観です。詳しくはこちら

天竜から近い浜松市(天竜も浜松市ですが・・・)の工務店であっても、天竜T.Sドライの存在は知っていても実際材料を使ったことが無いという現実・・・天竜T.Sドライさんも地元よりも自然素材などに関心の高い東京などの方が取引が多いとか・・・先ずは多くの一般消費者に地元天竜の山のことや、国産材のことに関心を抱いてもらえる、そんなアンテナショップとして役割も果たすモデルハウスです。

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先月28日、29日に行った完成見学会です。延べ100人以上の方に来て頂き、長期優良住宅の性能を兼ね備えた「本物の木の家」を実際に体感して頂きました。本当に多くの方に興味を持っていただきモデルハウスの第一歩としては素晴らしい見学会になりました。見学会当日は天竜T.Sドライシステムの榊原さんにも来て頂き、新月伐採やトレーサビリティーのことなど一般の方に説明して頂きました。

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Sさんのお父さんです。平穏な隠居暮らしをしていましたが、大工さんが他の現場(改修工事など)で手が離せないとき、遠江の家では大工さんとしてSさんを支えてくれた心強い存在です。小さな工務店ではありますが、加工機械などの設備は整っており、屋根付の加工場があるので初めてのMsの仕事でもなんとか無事竣工できました。

工務店のホームページはこちら


Msと渋谷建築がコラボレーションした「遠江の家」のパンフレットはこちら
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# by MsARCH2 | 2009-12-09 10:22 | 長期優良住宅
超長期仕様 ≪富田林の家≫ 構造見学会
11/14(土)富田林の家の構造見学会を開催しました。
週間天気予報では雨の予定だったので、しっかりと大工さんが雨養生してくれていましたが・・・
晴天に恵まれました。うれしい誤算です。
三澤は天下無敵(言い方が古いですが・・・)の晴れ男なのです。

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こちらが建て方直後の写真です。
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当日は約40人の方に来て頂きました。工務店関係者、設計者が多かったですが、中には一般の住まい手も来て頂きました。構造への関心の高さを感じます。
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構造材は奈良県吉野の阪口製材所の杉(70年以上の戦前の杉)です。赤味の綺麗な芯持ち構造材です。さすが吉野と思わせる素晴らしい材料です。参加者のみなさんも、材の美しさに驚いていました。
吉野の構造材?どうせ高いのでは?と思われるかもしれません。しかし、このグレードの材料で110,000円/㎥です。富田林の家で構造材は16㎥ほどあるので180万円ほどです。総額3,800万円の家で構造材にはたった200万円弱ほどしか使っていないのです。戦後の杉(40年~50年)の価格が80,000円/㎥とすると130万円ほどです。50万円の差で全て赤味で年輪も緻密で美しい材料が手に入ります。構造材は家の骨組みであり、設備機器のように取替えが出来ません。長く住む家を考えるときに構造材にこそお金をかける必要があります。プリウス一台分より安い値段なのです。

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Dボルトです。大工の棟梁曰く「材の中心で引っ張るDボルトは羽子板ボルトにくらべたら間違いなく強い」と絶賛していました。
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新協建設工業(施工業者)のブースです。施工中の写真をパネルにして説明していました。工務店関係者も多かったので使っている材料や施工方法に興味深々でした。
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柱の含水率です。全てではありませんが、柱材は同じような数値でした。天然乾燥ですが優秀です。
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天気も良かったので一部の方には足場を登っていただき、屋根の「そよ風」採熱パネルの施工状態も見ていただきました。太陽の熱を利用したパッシブソーラーシステムとして富田林の家では「そよ風」を採用しています。普段板金の中で見えない部分ですが、運よく施工中を見学することができました。(そよ風について詳しくはここをご覧ください)
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多くの方に参加して頂き、盛況の内に見学会は終了しました。丁寧に見学してくださった参加者の皆様、また見学会を了承してくださいました。住まい手に感謝です。竣工見学会が楽しみです


11/28(土)に静岡県浜松市で行っている「遠江の家」(Ms日記では浜松の家)の完成見学会が行われます
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# by MsARCH2 | 2009-11-17 14:28 | 長期優良住宅
朝のひととき
Ms建築設計事務所の所長の朝は早いのです。夏と冬では若干の違いはありますが、11月ごろの起床は4時前後。これが夏場だと3時半には起きています。
なぜそんなに朝が早いのとよく質問されますが、早い話、夜寝るのが早いのです。
もう21時には寝床にはいって、頭が枕につくかつかないくらいにはもう寝てしまっています。(寝つきがとてもいいのです)
早起きするととても健康によいとよくHOW TO BOOKにはかいていますが、私は早起きと朝風呂と朝食の3セットをかかしたことはありません。
たまに出張などでシティホテルに泊まるときは、可能な限りパブリックバスのあるホテルを探して予約します。
自宅と事務所が3秒の距離で移動できます。以前はよく友人が夜飲み会などに誘っていただけたのですが、私が21時には寝る習慣がここ10年近く続いているので友人もあきらめて、あきれてお誘いの電話もありません。
朝4時に起き、30~40分昨日の仕事、スタッフの仕事のチェックをして、ここから12kmはなれている24時間利用できる公衆銭湯にゆきます。この入浴の40分がとてもいいのです。今日の予定、プランの空想、スタッフへの指示などスチームサウナ、温浴、冷水浴など繰り返している内に頭がクリアーになってきます。至福の私の大切な時間です。
朝が早いため、朝食に今日一日のエネルギーの源があるので、朝けっこうたべます。最近の学童の50%以上も朝食を食べないようですが、この朝食、私が文子さんの分までつくります。私の趣味ですから!!



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このお盆と杉うずくりのおわんが毎日の器です。
デザインが家業ですから形にこだわります。
お盆は木曽で購入した栗の尺物です。
ちょうど30cm角です。
この味噌汁椀は4寸の深いものです。
たっぷりと普通より2倍は入る汁物です。
これを毎日、茶の間で二人向かい合わせで
食べています。




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秋の栗をいただき、栗ご飯となりました。四国へ出張したとき、ハンペンをいただき、魚は結構好みですが、サワラの味噌漬けです。野菜はけっこう気にしてとっていますが、ほうれん草のおひたし、里芋の小鉢、三澤家の味噌は麦味噌が大好きです。それも鹿児島の味噌が気に入っています。


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ご飯は白米、おかゆなどもありますが、玄米が体にいいと聞きましたので、電気釜ではなく土鍋で毎日たきます。強火で21分むらしが30分もあれば、歯ごたえのある玄米ごはんができます。よくかみます。味噌汁にはたっぷりねぎを入れて、梅干、らっきょ、柿とトマトが
そえてあります。


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玄米ご飯、ブリのみりん漬け、梅干は紀州産ときめています。
たっぷりはいった野菜味噌汁
かぶら大根のおひたし。


毎日、朝の献立を考え、夕方マーケットに買い物にゆくのが私の趣味です。
もう11月中です。薪ストーブの季節です。
朝一番6時ごろ、薪をくべ、朝食の時は、茶の間がほかほか暖かくなります。
寒い冬もこの薪ストーブがあれば心強いです。
生活を楽しく実践することが設計行為にとても役立つのです。住まいを楽しく暮らす工夫があります。

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# by msarch2 | 2009-11-16 17:36 | その他
鳥取・智頭~大山を巡る  続
ツアー2日目、晴天です。
鳥取大山にはMsが設計したパン屋さんがあります。
地元産の杉を使用し、大工さんもすぐ近くの方でしたから、とてもスムーズに工事もはこびました。
鳥取県の建築コンクールで最優秀賞も頂きました。
大山の綺麗な空気、水の中で、外壁の杉板、まったく何も塗っていません。
もともと、杉の赤味の強い板を張ったので、5年経った今、グレーに変化しています。
天然酵母のパン屋さんでも、無添加のパンですから、住まいも無添加です。

構造・温熱性能環境も優れています。
積雪加重:1.86m、屋根に積雪しても、十分耐えるよう計算しています。耐震性能も、安全率1.5倍を確保し自然災害による外力に対応できる強度となっています。
断熱性能は次世代基準まで上げており、寒冷地でありながらも、良好な室内環境を保つことが出来ます。
また、構造材は(柱・梁・Jパネル)は鳥取県産材であり、ウッドマイレージ(運搬距離)が短く、運搬による
CO2の排出量を低減しています。

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店主さんが天然酵母について説明してくれています


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展望良くするため店舗の床のレベルを1.5mあげています。大山が一望、気持ち良い!
外壁杉板の色合いが良いです

次の訪問地は、協同組合レングスです。レングスが生産するJパネル(杉3層パネル)は、Ms建築設計事務所が関わって開発された部材です。
構造材であり、化粧材にもなる優れたものです。
普段、Msでよく使うJパネルですが、スタッフは工場に行くのは今回が初めてです。
スクール生はもちろんMsスタッフも、興味津々に見学していました。

単体で壁倍率2.5倍(近日中3.2/3.6倍にUP)あり、水平構面の床倍率は、3.0倍(4周釘打ち)あります。
長期優良住宅で水平構面の倍率確保が必要なため、Jパネルは大人気で在庫は品薄状態です。
床、屋根(天井)についてJパネル現し仕様で準耐火構造の大臣認定も取得しており、準防火地域での木造3階建てをJパネル現しで建てることができます。


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山積みの丸太、2週間ですべてJパネルに変わります



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 右に見えるのがツインソーです                         板の巾を合わせていきます
 2面カット出来るので効率がよいです                


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 カットした板を巾ハギする工程です                単層巾ハギ板を3枚重ねで圧着しています
 


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節を補修する工程                                 出来上がったJパネル




MOKスクール、今年の講義もあと1回です。スクール生は教室からフィールドへ出て行きます。
実際の「現場」、「もの」をみて設計に活かすことがとても大事です。

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# by MSARCH2 | 2009-11-11 11:30 | MOKスクール
鳥取・智頭~大山を巡る 初日
2009 MOKスクールフィールドツアー -鳥取・智頭~大山-

今日は鳥取・智頭~大山の1泊2日のツアーの初日です。
林産地、原木市場、製材所、重要文化財ふくめてたっぷりのウッド尽くしの学習ツアーでした。

まずは、津山の鈴鹿製材所
地松製品の中でも一番だと思います。
構造材、枠、フローリング、階段板まで、黒松・赤松・カラ松など部位ごとに特徴づけて製品としています。
人工乾燥もしますが、松特有の油脂が抜けない程度にゆっくりと乾かします。(70℃)
残材は人工乾燥の燃料となり、無駄なく皮から芯材まで有効利用しています。

地松はもう利用できないのではないかと思われる工務店、設計者の方々、是非とも鈴鹿製材を訪ねてください。
普通の松構造材で¥80000/㎥くらいで揃います。



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やはり松にも伐採時期があり10月~2月と限られます。(寒切りです)活動が活発な時期に伐採された松は、白太にカビが生え、商品になりません。
俗にいう「アオ」が入り、見た目がとても良くないのです。


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アオ(カビ)が出た松。



中国地方の松は、夏目と冬目がはっきりしており、油分が多く経年により風合いが増すのが特徴です。
色の変化も木材の楽しみのひとつです。


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超仕上げで手触りが良いです。鈴鹿製材の倉庫です。



フローリング材、階段板だけかと思いきや、奥には、黒松の大黒柱や幅広の板、大判の板を見つけました。大トロ、中トロの地松が天然乾燥の中、ストックされています。

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次は、杉ブランドである智頭杉を扱う、㈱サカモトにお邪魔しました。智頭は鳥取県の東部にあり、吉野林業の施行を学んだ杉の産地です。
建材だけでなく、智頭杉の巾ハギパネルや、家具、ブラインドなどインテリアも揃えることが出来ます。
杉のブラインドは、珍しいだけなくグッドデザイン賞も受賞してます!

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2枚重ねの桟積:桟木の痕がつくのを防ぎます↑


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引き違い戸のデザインが特徴的なTV台。


雪に耐え、強く育った杉が智頭の杉です。
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積雪のため枝が下に垂れています。樹齢300年以上の江戸時代の杉の立木は圧巻です!
大人4人でやっと幹に手が回ります。直径100cmはあります!!


有形文化財 石谷家  
大庄屋西谷家の住まいは林産地ならではの贅を尽くした住まいです。
棟まで12mはあります。梁は当然、地松で組んであります。
江戸時代は、塩の取引で財をなし、明治、大正、昭和は木材で財をなし、この住まいがその証です。
この住まいを今の建設費でいうと10億とかかかるそうですが、いくらお金をつんでも木材そのものがないというのが現在の林業の実態です。

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初日最後の目的地は石谷林業丸太市場です。
訪れたときは、丸太が新たに搬入され、仕分けされていました。晩秋は原木取引の一番いいものが出てきます。
現在の流通量や取引原価などを説明していただきました。
皆さんもご存知のように、最盛期に比べると流通量は減り、原価は下がっているということです。
昭和56年度は、今の価格の最高で5倍はあったといわれています。

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# by MSARCH2 | 2009-11-09 11:45 | MOKスクール
10年目の木の住まい ~Msメンテナンス T邸終了10/21~
今年の5月にMs日記(Msのメンテナンス)に書かれていたT邸のメンテナンス。一体その後どうなったのか?多くの方が楽しみに待っていたと思います。今月メンテナンス工事が終了しました。



浴槽の水漏れですが、原因は風呂の洗い場にある排水目皿からの水漏れでした。目皿をしっかりと固定、接続しました。これで水漏れの原因を処理しました。また水漏れをしたとしても水が溜まらないように基礎に穴を開けました。もちろんシロアリが上がってこないようにパッキンもしています。またコウヤマキの浴槽も10年経ち腐食も進み、シロアリの温床となっていましたので人工大理石の浴槽に変更しました。

原因の排水目皿。水が漏れて溜まっていました。
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基礎の水抜き穴に取り付けたパッキンです。
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浴室です。タイルも補修して綺麗になりました。それにしても10年経っているのが不思議なぐらい綺麗な壁板です。樹種が分かるでしょうか?なんと杉(赤味)です。 浴室に杉?カビは大丈夫?確かにサワラや桧に比べて杉はカビが生え易いです。これは日頃のお手入れのおかげです。綺麗に使っていただけて嬉しいです。

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5月の記事でシロアリに食べられていた駐車場の枕木は、コンクリート打ちになりました。コンクリートとコンクリートの間には施主自ら竜の髭を植えられます。

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玄関と玄関横の杉板も洗いをかけてから再塗装しました。
写真を撮っていると学校帰りの子供たちが『この家綺麗になったねー』と話していました。
子供達が関心を持っていたことに驚きつつも、嬉しい一言でした。

メンテナンスをしながら上手に家と付き合っていく。とても大切なことです。


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そとん壁、10年経ってもこんなに綺麗です。
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# by MsARCH2 | 2009-10-22 19:20 | メンテナンス
Msの木の家10年経過・・・外部木部メンテナンス ~Msメンテナンス Y邸終了10/21~
約十年前に建てられた吹田市の物件。傾斜地に建つ半地下のRC造の駐車場の上に木造3階建ての建物です。数年に一度、小規模の修繕をしてきましたが、今回は1階アプローチデッキの張替えと外部板壁の塗装などの改修、修繕を行いました。
内部はとても綺麗に住まわれており、床や構造材は良い色に焼けて深みのある空間になっていました。ただ、外部の木部は風雨にさらされているので、どうしても傷みが出てきます。




写真は1階部分の手摺です。色は墨汁を塗ってありました。長年の雨で色が落ちて、見た目にも綺麗とはいえない状態です。木も痩せており、下の方はボロボロです。
西日がとてもきつく、杉板が熱で反り返っていました。


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これが板を張り替えて、再塗装した状態です。どうですが?見違えるように綺麗になりました。以前は墨汁を塗っていましたが、色落ちの問題があるので今回はノンロットを塗装しました。また板表面からビスで固定して反らない処理をしました。
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外壁の杉板です。こちらも塗装は墨汁でした。雨のよく当たる場所と当たらない場所で色むらがありました。一時期墨汁が流行りました(柿渋も)しかし耐久性あまりよくありません。
写真は雨のよく当たる部分です。ほとんど墨汁が取れています。ただ、杉板自体は腐れも無くまだまだ十分に使えます。メンテナンス方法として再塗装することにしました。

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先に塗ってある色が黒色ということもあり、上に塗る色を何にするか苦労しました。色々検討した結果オスモのローズウッドになりました。塗装してみると色むらも気になりません。新しい木に塗装するより、深みのある良い色になりました。
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1階アプローチのデッキ材です。ビスの周りから腐っています。外部デッキは塗装をしても5年ほどしか持ちません。
外部デッキの張替え工事はメンテナンス工事の中でも一番多いメンテナンス場所です。大引きなどの腐れも心配なので全て取り替えることになりました。

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今回張り替えたのはMs事務所のデッキにも使っている、クマルというウリンに似ている熱帯広葉樹です。とても硬く、耐朽性もよくシロアリにも強い木です。木自体に油が多く含まれているので塗装をする必要もありません。細かくリブが入っているので雨の日でも脚を滑らすことがありません。
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前回はデッキに点検口がなく排水口に落ち葉や泥が溜まり床スラブがジメジメした状態になっていました。今回は点検口を設けて排水口周りの掃除が出来るようにしました。排水口の点検とても大切です。
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2階へ続く外部階段も同じ材料で張替えました。ササラの鉄骨も再塗装しています。
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2階ポーチ部分、軒下の構造材です。10年の間に凄い日焼けをしています。シミなども出ていました。
この部分も外壁と同じ色を塗りました。

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塗装後です。見違えるようです。
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綺麗になりました。10年経っている木造の家には見えません。
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今回の修繕は外部がメインでしたが、内部ではシロアリの被害がありました。専門家に来て頂きシロアリの侵入口を捜しました・・・ありました。デッキで陰になっていた基礎立ち上がり部分(洗面所、浴室がある場所)に蟻道を発見しました。蟻道を壊してみると・・・シロアリです。
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蟻道を壊して、駆除剤を散布しました。 シロアリのたくましさには毎回驚かされます。シロアリも生きるために必死です。今後の点検のためにも新たに点検口を設けました。

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やはり木造の家はメンテナンスが大切です。大切に家をメンテナンスすることで長く住むことが出来ます。昨今、超長期の家と言われますがメンテナンスフリーで100年、200年と家の寿命がもつ訳がありません。住まい手が愛情をもって家をメンテナンスしていくことで超寿命の家になるのです。家を大切にしていただけると設計者としても、とても嬉しく思います。またメンテナンスをすることで勉強することも多いです。
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# by MsARCH2 | 2009-10-22 17:38 | メンテナンス
漆塗り
10月13日、14日、岐阜県森林文化アカデミーにて木材漆塗の実習がありました。金沢の泉谷しげること(金沢では有名人です)漆塗職人・沢田欣也氏が講師です。Msのスタッフも参加しました。
漆を扱うということは、肌につくとかぶれます。それも尋常ではないくらいにひどいことになりますが、この名人沢田欣也氏、さすがに慣れているのか一人軽装です。

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漆は日本で伝統的に使用されてきた自然塗料です。木材に漆を塗ることにより、深みのある色合いが出てきます。また、防虫、防腐、抗菌効果もあり、浴室など水周りで使用する木材に効果的な塗料です。近年はより強い効果のある合成化学塗料も一般的に使用されていますが、原料から生成まで100%天然なのは漆だけです。また、仕上がりの質感は他の塗料では出すことができません。

今回塗るのは漆の樹液を漉しただけの生漆(きうるし)です。

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かぶれる恐れがありますので、漆塗の作業にあたって、手袋やハンドクリーム等、触らないように万全の準備をしておきます。今回の木材は針葉樹であるサワラの木の板です。この板に漆を塗る→布で拭く→乾燥室で乾かす という手順で数回重ねて塗ります。
三澤文子も重装備で塗っています。
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1度塗りの状態です。
塗り重ねるごとに色濃くなっていきます。
このサワラ、東京岡部木材店でそろえていただきました。
超仕上(表面カンナ仕上)がかかっていますので漆の伸びがとてもいいのです。

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乾燥室は漆の乾燥に最適な環境・室温20℃、湿度70%になるように加湿しています。

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今回は3回ほど塗り重ねました。仕上がったサワラの板は美しい光沢を出しています。
黒光りのするサワラの板、どこに張ってやろうかなと今から楽しみです!!

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木材の塗装もMsの設計業務の一環です。
木材に触れ合う作業を行うことにより、木材の特性をより深く知ることができるのです。

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# by MsARCH2 | 2009-10-15 12:20 | その他
富田林 K邸  木配り
設計者は大工棟梁であれ!!



もう数百件でしょうか・・・
エムズの設計者が、構造材を全て山の製材業者から良質の杉良質の杉、桧を吟味し購入しています。林産地とのネットワーク、木を見る確かな目がMsの得意分野です。他の設計者ではできません。1/30の構造模型も作り、接合金物の位置まで明記し、加工の打合せを密にしてゆく。全て設計者が行います。

今回構造材は吉野製材の雄、阪口製材の化粧構造材です。素晴らしく・・・素晴らしく美しい。緻密、赤味、乾燥含めて合格です。 この梁、1本1本全てに番付(普通は大工の棟梁が行います)することが、Msの設計でもあるのです。


①三重県松坂市にあるプレカット工場(コウヨウ)での打合せ風景です。打合せに必要な施工図(Dボルト詳細図、Jパネル割図)は全てMsが用意します。プレカット担当者、大工の棟梁、現場監督と出席してもらい、用意した図面と軸組模型をみながら納まりの確認をします。

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②見事な材です。乾燥もバッチリです。ブログ用に良い写真を撮っているわけではなく、材によりバラつきはありますが平均すると30%ぐらいの含水率になります。プレカットの時点でこの乾燥は見事です。

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③伏図を確認しながら一本一本、木配りしていきます。横架材だけでも80本ほどあり、その全てに番付していきます。材料を並べるのも一苦労です。普段机の上での仕事が多いスタッフは、木配りの次の日は筋肉痛になっています。
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④8寸、9寸の5m材です。本当に綺麗な材料です。このような良材が手に入るのもMsの強みです。林産地とのネットワークがあるからこそです。

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⑤この12㎝角(4寸)の赤味の柱、なかなかこの色目のものは入手できません。さすが吉野材です。年輪も緻密です。

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# by MsARCH2 | 2009-10-03 09:36 | 長期優良住宅
つくばM邸 工事開始
国土交通省 長期優良住宅モデル事業のMs建築設計事務所の地域産材+Jパネル+Dボルトの工事が関東・つくばで着工しました。
つくばといえばつくば山、学研都市として開かれてから約30年、その中ではなく、昔からの田園風景が残る一画にありました。
来年1月末までに本体工事を終了させなければいけません。国庫補助をいただいての建設はスピードが要求されます。関東での建設を考えた時、化粧構造材はどこを選択するか、加工はどこができるのか(プレカット等)が設計と同じくらいの力量がいります。このM邸もプレゼンテーション、基本設計の段階から熟慮しました。
地域材といえば、その建設周辺のやまからと短絡的に考えるかもしれませんが、Msの「木材品質基準」のグレードは高いのです。
70年生の木材、赤身材、乾燥材、通直のポイントをてらしあわせてみて、今回は以前から何度かMsとの仕事してきた新潟・大澤木材から弥彦、角田山の杉を使用しました。そして化粧構造材の加工もいつも新潟でお付き合いしている三島棟梁が手加工でてがけてくれることになりました。
全国でMsの仕事があります。遠方(屋久島、宮崎、静岡、新潟)で仕事するとき、木材もさることながらその地域でMsと協力しながら家作りできる工務店があるかどうか、それがとても大切になります。
私・三澤も24年間300棟以上手掛けてきた中で、それぞれの地域での工務店、設計者、木材関係者、役所の友人がいます。いつもその友人たちに工務できるMsに相性の会う方を紹介していただくことが多いのです。もちろん最終の判断は私がその方々とお会いして決めますが、とても参考になります。
今回は「自然と住まい研究所」がM邸での工事です。


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おごそかに地鎮祭がとりおこなわれました。今回は、百名山つくばでの神主様
西日本でよく見慣れた風景・行事とは若干異なりますが、すがすがしい地鎮祭でした。


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この四方清めの式典、とても絵になっていました。
もちろん写真の腕もいいのですが、映画のワンシーンのようでした。



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場所がかわって、こちらは新潟市です。
弥彦・角田山の70年~80年の杉の化粧構造材です。
とても赤身が多く、節も少なく、グレードとても高いです。
なぜこんなに木材が並んでいるかは、今から番付といって、
1本1本木材に、棟梁大工がする仕事をMsと棟梁が一緒に作業するのです。
これが大切なことです。これも設計の一つです。


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これは小梁、12cm角です。
居間の来客の目によく止まる天井の小梁がなんと芯去材の中トロです。
とてもきれいです。

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# by msarch2 | 2009-09-17 17:13 | 長期優良住宅
A邸進捗状況、そして上棟式。
9月に入りまだまだ暑い日が続きますが、空の高さや吹く風に秋らしさを感じるようになりました。
お盆前に棟上をした西宮市のA邸は現在、外壁の仕舞いを進めています。

b0111223_2273194.jpg今週は断熱材の取付けです。
白いふかふかした断熱材がパーフェクトバリア
ペットボトルをリサイクルした断熱材です。
その上からネオマフォーム(ピンク色の断熱材)を張り、住宅を魔法瓶のように包んでいきます。
このネオマフォーム・パーフェクトバリアのダブル断熱材、
36坪の住宅の屋根、外壁全てに使って60万円の材料費となります。
普通の住まいの4倍ほど!
それだけ断熱は大事だということです。
冷暖房をなるべく使わずに暮らすにもきちんと断熱した住宅でなければ快適に暮らせません。














b0111223_2228860.jpg屋根の板金もMsの定番は白色です。
ご存知のように白は太陽の熱を反射するので、濃い色に比べ熱がこもりません。
家の中へ余計な熱を取り込まない工夫です。


















そんなA邸。少し遅くなりましたが、先日上棟式を行いました。

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日曜だったのですが、建て方に参加した大工さん、ほぼ全員集合!盛大に上棟式を執り行いました。


式の後は場所を移し、なおらいです。
秋のお料理を堪能しながら、あれこれ話がはずみます。
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家作りの過程の中で、住まい手と大工さんがゆっくりお話できる時が上棟式です。
Aさんご夫妻も、『とてもいい機会でした』とおっしゃってくださいました。


b0111223_22521450.jpgそして、〆は仮谷棟梁からひとこと頂きました。


『ぼくらは
住まい手の、設計者の、大工の、
“感動”を形にします!』


ものづくりをする人らしい、素敵な言葉です。
たくさんの“感動”が詰まった住まいをお届けできるようMsも頑張ります!/b>
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# by MsARCH2 | 2009-09-08 23:15 | 新築
西宮市のA邸が上棟しました
先日西宮市のA邸が上棟しました。
8月の暑い陽射しの中、テキパキと工事を進めていく大工さん。本当にお疲れ様でした。
写真左が完成模型写真。右が建て方終了時です。
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今回のこの住まいのテーマは広い空間のLDKです。

『約21帖の空間を柱無しでいかに広く見せるか』

LDKに120×300のきれいな梁を60cmごとに架け、
その上に吉野杉のJパネル(Msオリジナル)を留め付けることにより
ワンルームの剛性をより強めます。
下の写真が建て方の時写真です。


b0111223_16432557.jpg材は和歌山田辺の廣本林業さんから。
今回も美しい材を入れていただきました。
中央の大黒柱はなんとチークなのです!
それに絡めてキッチンの天板もチークとし、
上質な空間が生まれます。



















b0111223_1522037.jpg上から見るとこんな感じです。
リズミカルに梁が渡っているのがよく分かりますね。















b0111223_1525411.jpg上棟後の写真です。
上品な吉野杉Jパネルに
奥行きを感じさせる梁の列がとても美しい天井です。





















2階にはご主人と奥様の各個室と納戸が計画されています。
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写真左)2階個室。1.5寸の屋根勾配で緩やかに登り梁が渡っています。
写真右)そして、Msの定番。吊バルコニーの吊パイプです。
こうやって建て方の時に梁に吊っておき後で床と手すりを施工します。
このシステム、他の設計者の方にもとても評判がよくいろいろな現場で採用して頂いているようです。



A邸は長期優良住宅の認定を受けていますので耐震性能も等級2以上を必要とします。
そこで力を発揮するのがJパネルです。
耐力壁としては現在2.5倍の壁倍率ですが、それももうすぐ3.6倍に認定変更の予定です。
3.6倍の認定を受ければ構造用合板を足し合わせなくても必要な耐力を確保でき、
結果コストも手間も省け、よりすっきりとした壁になります。

b0111223_9213444.jpg棟梁の仮谷さん。
玄関収納を納める開口を作っているところです。
開口部の上の垂れ壁もJパネルです。
このような垂れ壁もJパネルでしっかり固めれば
十分な耐力を発揮します。



















また、Jパネルは水平構面への使用がかなりおすすめです。
というのが、床倍率3.0倍を確保しながら
天井仕上材として使用できるものがとても少ないからなのです。
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がっちりと固められた2階の床。
地震力や風圧力を耐力壁に伝えるため、水平構面を固める事は大切なことです。

これから約4ヶ月、12月の竣工に向けて工事を進めて行きます。
工事の進捗は随時Ms日記でご紹介していきます。

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# by MsARCH2 | 2009-08-25 15:55 | 新築
申請ラッシュ!!
エムズ事務所は、ただいま申請ラッシュです!!
超長期住宅モデル事業や長期優良住宅の国交省からの補助の期限に間に合わせるためには、
1月末には竣工していなければなりません。
そのため、もうすぐ着工の物件が何軒かあり、着工前の申請に追われています!

先週末から3物件を立て続けに、役所の申請に出しました。
超長期住宅モデル事業や、長期優良住宅の申請は、
構造の計算(基礎構造・床倍率・梁の計算・接合部の計算など)
温熱環境の計算(熱損失係数の計算・日射取得係数など)も必要で、
通常の申請書類と比べて、ボリュームも3~4倍に増えます。
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これは、豊中市に建つ木造2階建て(延27坪ほど)のコンパクトな家の申請書です。
長期優良住宅・フラット35S・確認申請と3種類の申請が必要で、提出ファイルも7冊になります。

確認評価機関も審査内容が増えて大変でしょうが、
9月の地鎮祭までに確認済証をおろしていただくために、これからも調整が続きます。

自動車も同じですが、スペック(性能)が大きく問われる時代となりました。
数年前までは、耐力壁ぐらいを注意していれば、十分に申請書として成立していた「木の住まい」。
CO2の削減、耐震性能など、数式を入力していかねば、評価機関がYES!と言わない時代に突入しています。
性能には、住まいの美しさなどは関係しないことになっています。
もちろん、Msの「木の住まい」は性能評価もグレード良く、街並みとしての住まいも気持ち良いデザインがあります。

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# by msarch2 | 2009-08-18 16:59 | 新築
長期優良住宅モデル「牧落の家」竣工しました
大阪北部、箕面市内にて延べ床34坪のコンパクトな住宅が完成しました。
羽根建築工房の松ちゃん(愛称)若干27歳の初仕事でした。

土台、柱、梁 14㎥
Jパネル240枚 14㎥
杉、カラ松パネル 約50枚(家具用)

一般在来木造住宅の2.5倍の木材を使用しています。
これだけの量の仕事を約5ヶ月以内で仕事しなければいけません。
精度とスピードが常に必要なのです。


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■外観■
外構が工事中です。
道から見たこの住宅は都市に浮かぶ舟のように見えます。
Msの場合、デザインが先行して外観が決まるわけではありませんが、
2階に居間をもつためにデッキが船舶のスタイルと合致したようです。
居間から続くMsオリジナルの吊バルコニーが南と西にたっぷりあります。
バルコニーの横格子は道行く人々からやさしく室内の目隠しの役割を果たします。
軒先は南側1.8m、西側1.2mもあります。
雨の多い日本、最近建築雑誌に出てくる白い箱だけの家は
スタイルは格好いいと思っているようだけど、
雨の日に窓が開けられない住宅は機能しません!!











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■ダイニング■
チークの大黒テーブル。大人8人は十分に座れます。
キッチン・テーブル等の建築工事費は120~30万円でできています。











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■図書室■
キッチンの奥は4帖の個室と図書室。
写真は家族全員が使う図書室です。
奥にはピアノも位置し、本を読んだりインターネットをしたり、
家族のもうひとつ居間です。
本棚は幅3.4m高さ2.0m。
厚さ2cmの本なら1000冊(!)も入ります。
そして、室内の荷重も十分にJパネルが支えてくれます。


















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■外部バルコニー■
南面、奥行1.1mもある上小節のヒノキ(森昭木材)
横格子もとてもきれい(廣本林業)
2階にいながら屋外に対してOPENにできます。

















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■シェスタソファ■
Msの住まいに100%といって言いほどついています。
お昼間ここで昼寝をしていると、とても心地いい!
クッション下部には引き出しもついていてブランケットなど十分に収納できます。













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■チーク大黒テーブル■
ちなみにMsで使用している椅子を並べてみました。
これらの椅子、普通の椅子の大きさの1.5倍は十分にあります。
座り心地がとてもいいのです。












そして、8/2(日)長期優良住宅モデル第1号として完成見学会を行いました。
構造見学会と同様、60人近くの人に来ていただきました。


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今回長期優良住宅の構造材、見学に来られた設計者、工務店、100%の方々がその美しさに驚かれます。
芯持ち構造材でこれだけの品質は廣本林業だからこそできるものです。

Msの長期優良住宅モデルは現在
●富田林市(大阪)
●つくば市(茨城)
●新潟市(新潟)
●浜松市(静岡)
●蒲郡市(愛知)
●愛知県幸田町

と工事進行中です!

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# by MsARCH2 | 2009-08-07 09:13 | 長期優良住宅
西宮市A邸着工!(長期優良住宅制度での始めての住宅です)
先日、西宮市のA邸が地鎮祭を迎えました。
梅雨の合間の晴れの日で粛々と地鎮祭が執り行われました。

阪急夙川駅から徒歩10分ほどの閑静な住宅地がA邸の敷地です。
今はご主人のお仕事で大阪と東京を行ったり来たりのご夫妻が、
将来的にゆっくりと住まわれる木造2階建ての住宅です。

地鎮祭は越木岩神社から神主さんに来ていただきました。
越木岩神社は「安産」や「子授かり」で有名ですが、
大地主大神をお祀りするお社があり全国的にみても大変珍しい神社だそうです。
だからでしょうか、神主さんも迫力満点、立派な祝詞を読み上げられていました。


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年末竣工まで事故のないよう、工事が滞りなく進みますように。

A邸はMsでは始めての「長期優良住宅」の認定をとった住宅です。
確認申請を出すタイミングが「長期優良住宅法」の施行と重なり
もともと建物の仕様も条件を満たしていたため認定申請を提出しました。

「長期優良住宅」
「長期優良住宅普及促進事業」
「長期優良住宅先導的モデル事業(超長期)」

新しい制度はなかなかややこしいことがいっぱいです。

しかし、減税や助成制度、金利優遇など、住まい手にとってのメリットも多分にあります。
これから家作りをされる方、条件に合うのであれば是非利用されてはいかがでしょうか


そして、日を改め三重県松阪へプレカットの打合せと木配りへ。
いつもお世話になっているプレカット工場㈱コウヨウさんで打合せを行い、午後から木配りです。

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材をサイズごとに、
梁であれば腹(天井を見上げた時に見える面)
を上にして並べていきます。
今回施工はお馴染みのコアー建築工房さん、
構造材は田辺の廣本林業さんです。












さあ、スタートです。
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基本的には三澤が番付けを行いますが、見せ場であるポイントなどは大工棟梁の仮谷氏と相談しながら木配りを行います。

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ベテラン大工の仮谷さん、木の性格を読み取り、的確な意見をくれます。



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さて、㈱コウヨウさんには少しですがMsが所有している木材のストックがあります。
玄関土間からすぐLDKへと繋がるA邸。
そのふたつの空間の間に据える大黒柱を190角の栗材に決めました。

お客様を出迎える土間空間に美しい栗の大黒柱。
今からとても楽しみです。

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# by MsARCH2 | 2009-07-09 23:15 | 新築