4月24日
奥会津のオグラを8時30分に出発しました。
会津若松市のJR駅まで約110㎞。
関西はもう桜も終わったのに奥会津ではまだ桜はつぼみでした。
昨日まで雪だったので道路の凍結が心配だったのですが晴れで一安心です。

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白虎隊で有名な会津若松です。
今桜が満開です。

11時の快速に乗り、新潟まで2時間少しの風光明媚な旅です。



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長期優良住宅として確かな材と高断熱性能を工夫した大澤鄭です。
大澤材木の専務の自邸です。
MOKスタンダードのモデルです。
角田山のふもとに巻という場所があります。
廻りは農家も多いですが、ここで製材業を営むかたわら工務店業もしています。
のどかな田園に建つ「木の家」は今、春まっさかりです。桃源郷です。
モクレン、桜が同時に咲くのも新潟ならではです。

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左側は御両親が住んでおられる民家です。
明治の始めに建設された、この地域の型です。
旧街道に面しており、昔は米屋を営んでいたと聞いています。
なつかしい感じの街並みです。


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この地域の民家のつくり方は、
なぜこんなに天井高いのと思うばかりの天井です。総2階まで一室の吹抜けです。
材料がすでに、丸太など磨きすぎて顔が映るほど磨くのが住まい手のお手入れの自慢らしいです。

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8角の大黒柱といい、梁・柱共樹齢80~100年の赤味の木なのです。
床も杉の30㎜の本実板です。




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2帖大の吹抜け空間です。
見上げた時の杉の美しさにほれぼれです。











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エム印キッチン。
よく無印と呼び方が混同されますが、このキッチンとっても評判がいいのです。
このステンレスのキッチン、業務用の雰囲気でとてもプロらしい感じです。















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2階の吹抜けから下階を見下ろした感じ。














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杉の8角柱がしっかりとささえています。
ここは新潟です。積雪1Mの雪が積もっても耐えられるよう設計しています。
この冬場は薪ストーブを焚きます。
そのため煙突はすでに施工済み。


















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最後に、この住宅の設計・施工は今までMsの住宅施工した棟梁の三島さんです。
なかなかかっこいいので驚きました。


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# by MsARCH2 | 2010-05-14 17:36
つくばの家 やっと完成  長期優良住宅先導モデルです
昨年より工事中のつくばのM邸、やっと、やっと完成しました。
数々の苦行を乗り越えて、住まい手、工務店、Msと三者の力の凝縮された形での竣工です。
無事にお引渡しを行うことができ、大変うれしかったです。

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このつくば市内の木の家、化粧構造材は新潟の弥彦山の周辺から伐採されたものです。
Msでもお世話になっている大澤材木で赤身にこだわった樹齢の深い木材(80年以上)を選び、
いつもの棟梁:三島さんに手刻みしていただいた家なのです。
次のMs日記にアップしますが、大澤さんの自邸もMsで基本設計をしています。


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この場所はつくば市のニュータウンからほんの少し離れた、旧村落の中にあるのです。
敷地は集落の中の一区画ですから、まわりにはとても緑地の多いのです。
敷地の西側はまだ雑木林が広がっています。


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                        薪ストーブ
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1階リビング、ダイニング、キッチンは温水式の床暖房が入っています。
つくば市の冬はつくば山から冷風が吹き、とても寒い地域です。
もちろん、断熱性能は次世代クラスの高性能の断熱材をたくさん使用していますゆえ、大丈夫ですが、
11月から3月まで、たよりになるのがこの薪ストーブです。
ホンマ製作所という薪ストーブメーカーが新潟にあります。
化石燃料を燃やさなくても、これならカーボンオフセットで、
おまけに燃料代もタダなのです。(周辺には雑木林がありますので)
電気・ガスでは決して味わうことができない生火の安らぎと暖かさがあります。

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洗面所の三面鏡も工務店の大工の仕事です。
最初はIKEAで安く買ってきたものを
取り付けようかと言っていましたが、
結果としてグレードがまったく違います。
仕事がいいです。

















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この本棚も全部大工の仕事です。
あとで買って置くような家具はゼロです。



















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工務店は千葉の持井工務店です。
以前(といっても10年前)、千葉県我孫子市でMsの物件を施工していただいた工務店です。
持井社長は大工技術を大事にし、また若手大工の育成にも力を入れています。とても技術力の高い工務店です。
大工棟梁の吉田さん、山崎さん含めて、なんと現場で下小屋を作り、寝泊りしてこの住まいを造り上げてくれました。
約110日余り、日曜日も含めて、ここで毎日、毎日自炊しながらの仕事。頭がさがります。
現場管理の苫米地さんも遠い現場にもかかわらず、最後まで丁寧に対応していただきました。
大澤材木の木がいいのですが、またそれに技をかけて、仕事がとてもきれい!!
持井さん、本当にご苦労様!

MOKゼミが東京でありますが、今年はこのつくばの現場での見学会をします。
是非見に来ていただきたいと思います。

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# by MsARCH2 | 2010-05-07 20:07 | 長期優良住宅
再び福島県奥会津 きこりの店オグラへ
4月23日 朝6時すぎの新幹線にて東京へ。
そして東北新幹線に乗り継ぎ、降りた所が那須塩原です。
レンタカーで100km走り、奥会津へ木材買出しに行きました。
奥会津はまだ冬でした。朝、雪が降っていました。桜の芽はまだ固く、1分咲きもありません。
東京のシェア事務所、安井昇さん、滝口泰弘さん、山崎たいくさん、編集の植久さん、そしてMS、
木が大好きな連中と今の坂本龍馬の海援隊を向こうはって木援隊(モクエンタイ)なる結社を創りました。
ここはとても工務店、設計者にとってキーポイントの大切な木材店なのです。
オグラには渡辺さんという担当者がいて、これがまた相当の木狂い!(使用禁止用語ですが)
当然私達と意気投合して、何か掘り出し物はないものかと躍起になって相談しています。


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これはクルミの丸太です。
このオグラ周辺から取れた正味の内地材。
框、フローリングにするととてもいいのです。
商品として出来上がりで坪20,000円以上はします。
(ア)15です。


















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これは赤松のフローリング用のラミナ
(ア)21にひいています。
大節のところはカットして、
L600~1200くらいでフローリングとします。
松板は脂がのっていて、ツヤが出てきます。














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これは天然唐松です。
樹齢100年近い赤味の魚で言うと大トロです。
赤味の唐松フローリング是非共使ってみたい。




















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これは3Mの栗、柱用です。
私は栗が大好きです。
機会あるごとに仕入れしています。

















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今回のメイン製材は安井さんの樹齢300年のモミの丸太。
丸太金額は数十万円です。
それを製材している時の真剣なまなざし。
たぶん防火の試験でも出なかった表情かもしれません。(失礼)
中が大節か小節かで金額が倍以上違いますから。












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山崎さんb0111223_1950571.jpg



両人のうれしそうな顔。
これだけ貯め込んでいますとばかりの満面の笑顔です。





















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これは番外で現地で働くこの近くの季節労働者…
ではありません。
三澤文子さんです。
ヘルメットがよく似合っています。














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製材の後は本家「亀屋」で夕食です。
ドブロク、イワナ、十割そば、たらふく食べて食べて8,000円(1泊2食)です。
これなら3,4日泊まっていきたいところです。




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ウッドバンクの小屋です。
赤松、桜、クリ、ヒバ、キハダ、
唐松、クルミ、杉、桧が主です。

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# by MsARCH2 | 2010-04-27 20:21 | 林産地
芦屋の家スタート!
先日、素晴らしく晴れ渡ったよい日に芦屋のK邸が地鎮祭を迎えました。

b0111223_1111226.jpgKさんのすまいはご家族4人が住む木造2階建ての住宅です。
長期優良住宅で計画しています。
15年前の震災で多数の住宅が倒壊の中、
頑丈で長持ちして心地よい木の家を作り続けているMs建築設計事務所。
日本の地域材(杉、桧)を一般住宅の2.5倍近く使用し
街並みとしても美しく、緑いっぱいの庭含めて作ります。
今回の住まいの特徴は、1階玄関土間とピアノ室が一体となっていること。
楽器メーカーの防音室という箱物があります。
ピアノを日常に使用される住まい手は
この防音室を購入して家の中に設置するのですが、悲しいかな美しくないのです。
モノトーンの色とただのグレーの箱、
この中では感性豊かにレッスンできそうにない・・・。
と、思うのは私だけではないと思うのです。
これから新しく作る住まい、
新築時に、防音性、デザインともに両立したピアノ室を全力をもって作ります。




b0111223_1115872.jpgb0111223_1132056.jpgさて、地鎮祭の様子です。
芦屋神社の神主さんに来ていただき土地を清めていただきます。
『早朝の地鎮祭は気持ちがいいですね』と、神主さん。
地鎮の儀を行い、玉ぐしを土地の神様に捧げます。
Kさんのお嬢さんも神様に『ぺこり』可愛らしいです。

b0111223_2131332.jpg最後は家族全員で記念撮影。
この日はKさんご夫妻、それぞれのご両親などなど、総勢14名での地鎮祭でした。
なかなかこれだけの人数が集まることも難しいのですが
賑やかで楽しい雰囲気に、土地の神様もKさん一家をあたたかく迎え入れて下さったと思います。
芦屋の家は高台に建つ、2階リビングの住宅。
海までの眺望も抜けるのではと、今から楽しみにしています。













b0111223_21421762.jpgそして、数日前に遡り恒例の木配りも行ってきました。
今回は、田辺の廣本林業さんでの木配り。

b0111223_21461877.jpg施工はお馴染み、羽根建築工房さん。
木配りの前に、架構について打合せをします。
芦屋の家は2階の床が跳ねだしていたり、
構造的に工夫がいる箇所があります。
棟梁を交え、施工的にもベストな答えを出していきます。
棟梁は高槻のカフェ、『豆増』に引き続き松本棟梁。
Msの物件を担当するのも今回が3件目で
細かいことも理解してくれる頼もしい大工さんです。


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b0111223_21494359.jpg今回も目の詰まった良材ばかり。
見た目の美しさだけでなく、中身の美しさというのでしょうか、
ぎゅっと詰まった年輪は構造的にも強く、安心感を与えてくれます。
この年輪に何十年という時間が刻まれて、
ひとつの家族の住まいを支えてくれるのです。

b0111223_2150965.jpg2階の屋根に架ける小梁。
75×120と4寸角材よりスリムな材を
細かいピッチで架けリズム感を出します。
『豆増』でも行った架構です。


b0111223_2156477.jpg今回はもうひとつお目当てが。廣本さんのところにストックしていた杉の厚板です。
赤味、源平、上小から野物までいろいろな本実板が600枚!近く。

b0111223_21592250.jpg・・・きれいですね。
天井板などに使用するととても美しい空間になるでしょう。
そう思って、大量にストックしたのですが、
長期優良住宅の認定を取るために、
本実板の水平構面では床倍率が足りない・・・。
結果、この美しい材を使用できないという悲しい事態になっています。

帰りの車の中 『あの本実板をどう使うか・・・』 ひとり呟く三澤所長。
近々、お披露目出来る時がくるといいな~と思いつつ南国和歌山を後にしました。

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# by MSARCH2 | 2010-04-19 22:08 | 新築
藤沢の家・木配り
3月末日、三重県松阪市の㈱コウヨウにて、現在神奈川県藤沢市で計画中のI邸の木配りを行いました。構造材は和歌山県田辺の杉を使用しています。

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写真は2月末に田辺に材料の確認に行ったときのものです。まだ乾燥前の状態ですが、その美しさは加工場に入る前から確認済みです。プレカット工場では誰も木材の木配りなど行ってはくれません。直接木材を段取りするMSだからこそ大事なセレモニーなのです!設計者自ら汗をかくことが大事です。


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木配り前、工場に並べられた杉の梁材です。やはり美しい材料が揃っています。今回は梁材、柱材など合わせて約150本の材料を使用します。これを全てチェックし、適材適所に配置していきます。

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チェック完了した材料はチョークで使用箇所を書き込んでいきます。I邸には高さ30㎝、長さ5~6mの梁を8本使用します。どれもきれいな材料ですが、化粧梁として最も良く見える場所には中でも選りすぐりの材料を持ってきています。


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小梁や柱についても全てチェックし、選りすぐりの美しい材料を見える場所に配置しています。この1本1本の美しさが、空間全体の美しさを構成するのです。

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この住宅、リビングに大黒柱があります。今回の大黒柱はタモの芯去材、とても上質な材料です。18㎝の八角に仕上げる予定です。部屋の中心に力強く立ち、建物に安定感を与えます。

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木配りは身体、頭脳、感覚全てを使う重労働です。全て完了したときには三澤もクタクタになりました。しかし、木の住まいを作るにあたり、必ず行わなければならない作業です。弛まぬ努力により、高品質の木の住まいを作り続けていけるのです。
かっこいいのですが、松阪に行くと楽しみもあるのです。

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なんと言っても松阪牛の本場です。一升瓶(いっしょうびん)という焼肉屋さんに行くのが、この木配りの後の楽しみにしているのです。
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建物は現在基礎工事中です。ここで配った木は4月中に建ち上がります。完成予定は8月、楽しみです。
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# by MsARCH2 | 2010-04-15 14:33 | 新築
高槻市のカフェ「豆増」完成!
ついに高槻市のカフェが完成しました。
木造2階建て、1F作業室(焙煎室)、2Fカフェの延床20坪ほどの小さなカフェです。
施工は羽根建築工房、棟梁は松本君です。(箕面の家と連続です)


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名前は・・・『豆増』(マメゾウ)です。高槻市から亀岡へ抜ける府道6号線(枚方、亀岡線)沿いにあります。
自家焙煎にこだわり、木と珪藻土の落ち着いた空間でゆっくりと美味しい珈琲を楽しむことができます。




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外壁は杉本実板(ア)15(Jパネル防火仕様)です。この杉本実板は吉野杉です。写真では見え難いかもしれませんが、無地の杉板です。内部仕上げとして十分に使える綺麗な材料を贅沢に使いました。階段の踏板部分はクマル(ア)30無塗装です。脂分が多く水に強い材料なのであえて塗装していません。滑り止め用のリブがついています。手摺も同じ材料です。


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2Fカフェ部分です。構造材は吉野杉(ウッドベース)です。75×180の垂木がリズム良く@455で掛かりとても綺麗です。フローリング材はチークのフローリングです。チークは家具などに使われる高級材料です。土足で使う場所なので硬くて強いチークのフローリングにしました。チークの濃い色が、木と珪藻土の淡い空間を引き締めてくれます。カフェはカウンター席4席と2人用テーブル×2と4人用テーブルがあり、12人入ることが出来ます。このコーヒーハウス、店舗としての機能ですが、2階のティールームは住宅のリビングダイニングとしても十分に美しくインテリアとして成り立ちます。25~26坪の住宅としても十分に住みこなせます。総工費2100万円でこれだけの美しく頑丈な木の器です。


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カウンターとカウンター天板はタモ材です。タモの天板は幅600×長さ3m一枚物??に見える幅ハギの板です。柾目と板目を綺麗にハギ合わせているので木口を見ないと大工さんでも1枚物と間違えるぐらいです。
カウンターの椅子はスカンジナビアデザインの名作です。デザイン、座り心地ともに一級品です。



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カフェ部分にはペレットストーブが置いてあります。なんとこのペレットストーブはペレットだけでなく薪ストーブとしても使える優れものです。ならば初めから薪にストーブにすれば?と思われるかもしれませんが、ペレットストーブは薪ストーブと違い薪を置く場所が必要ありません。また高槻の森林組合がペレットを作っているのです。このカフェから森林組合まで10分ほどです。この立地条件からも『是非ペレットストーブを使いたい』とお施主さんからの要望でもありました。狭い場所にも置くことができるコンパクトタイプです(ホンマ製作所)


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南側はき出し窓の外はデッキとなっています。杉の横格子にクマル(ア)30のデッキ板です。平日は横を通る府道をトラックが走るのでお勧めはしませんが、休日は交通量も少なくなるので気持ちの良い場所になります。デッキがあることでカフェ部分にも広がりを感じます。



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テーブル席です。テーブルの材料はタモパネル、脚は前回のMs日記でも紹介したMsオリジナルのプライウッドの脚です。このテーブルは大工さんに作っていただきました。
気付いた人がいるかと思いますが、テーブル席の椅子もスカンジナビアデザインの有名な椅子です。大きさも丁度いい。座り心地も丁度いい。どこかの車のCMみたいですが・・・こちらもお勧めです。




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1F焙煎室にある焙煎機です。かなり大きな機械になります。これで5㎏用の機械です。今にも走りだし
そうな外観です。




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1Fの床はJパネル仕上げです。濃い線が入っているように見える部分はJパネルをビス留めした部分をチークの材料で隠しているのです。これは棟梁の松本君の案です。ただビスを隠すだけならダボ埋めでも良いのですが、さすが羽根建築工房です。自分の仕事に誇りをもっていることが分かります。



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4月中旬からプレオープンとなります。これから新緑の季節になり、高槻方面に行かれる方も多いと思います。美味しい珈琲と自然素材に囲まれた落ち着いた空間に是非お立ち寄りください。
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# by MsARCH2 | 2010-04-13 17:59 | 新築
木の展示館「吉野サロン」完成!
吉野山の桜が咲き始める少し前、山の麓に木の展示館「吉野サロン」が完成しました。この建物は吉野材を専門に取り扱っています木材屋さん、阪口製材所のモデルハウスとして設計しています。奈良県の地域住宅モデルとして、長期優良住宅の性能を確保した展示住宅です。これまでの山、製材所の見学に加え、実際に吉野の木を使った建物を見学いただくことができます。

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吉野の街並みと調和するように、屋根はいぶし瓦葺きです。道路から屋根がよく見えるように屋根勾配を6寸勾配と高めにしています。外壁は吉野の杉板貼り+押縁とし、オスモカラーで黒く塗装しています。道路側には60㎜角の杉の格子を並べ、外観に変化を持たせています。


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内部展示スペースの床はタイル、壁は珪藻土仕上げです。天井はいつものJパネルと一味違う、赤味の吉野Jパネルです。3層のJパネルのうち、室内側1層分を吉野杉とした特注パネルです。

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「木の展示館」ということで、構造材は吉野杉に加えて、吉野山周辺で採れる杉以外の木材も柱として使用しています。ケヤキ、イチョウ、クリ、ミズメサクラなど、ちょっと珍しい広葉樹も実際に手で触れるところに配置しています。空間の中心には薪ストーブ。小さなストーブですが、断熱性能がいいので十分温まります。製材所の建物ですので、燃料の薪には困りません。

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2階ロフト空間からの写真です。棟木はトガ(ツガ)の木です。元口で45㎝あり、台持ち継ぎで継いでいます。棟木には登り梁を60㎝ピッチで掛けています。吉野杉芯去4寸角です。赤味の吉野Jパネルと美しく、力強く調和しています。ペンダントの照明器具もMSデザインです。三角柱状に格子を組んで、障子紙を貼っています。内部にはボール球3つ。吉野杉を使い、建具屋さんに製作していただきました。

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外部建具も吉野材で製作した木製建具です。ペアガラスを入れて、断熱性も確保しています。室内の建具もほとんど吉野杉で作っています。展示スペースとキッチンの間は、アンティークガラスを入れた引き分け戸です。開ければ開放的な一つの空間ですが、建具を閉めた状態にしても、ガラスが良い雰囲気を出しています。

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ダイニングキッチンです。キッチンの天板や扉はサクラの板で製作しています。床もサクラのフローリング、床暖房をセットしています。テーブルはセン厚さ60㎜の板で製作しています。木の展示館ですので、家具にも様々な木材を使用しています。

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キッチンの奥に畳の部屋があり、宿泊することも可能です。開口部の障子から柔らかい光が入ります。天井や襖には吉野で作った和紙を使用しています。可能な限り、地域の材料を使用します


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浴室です。この空間は全てコウヤマキで作りました。床のスノコ、壁・天井の板・浴槽・桶など全てです。とても良い香りが部屋に充満して、気持ちよくお風呂に入れます。コウヤマキは水に強く、浴室にはもってこいの材料です。

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外部には雨水を利用して、アプローチの一部にちょっとしたしつらえを設けています。タニタハウジングさんの協力により、ガルバの樋、雨水利用パッコンなどを使用して、小さな水溜まりを作りました。いぶし瓦にタニタハウジングさんのガルバ樋がとても似合っています。

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木の展示館の建築は阪口製材所としても数年前からの計画でした。ようやく実現し、形となったこの建物は吉野材を全国にアピールする発信源として期待されています。桜の季節には多くの人々が吉野サロンの前を通ります。少しでも多くの方にこの建物、材料を見ていただきたいと願っています。今まさに桜の季節です。この展示場は吉野山の入口にあります。たくさんのご来場をお待ちしております。
(お問い合わせ:阪口製材所 TEL 0746-32-2310 )

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# by MsARCH2 | 2010-04-05 20:17 | 新築
『富田林の住まい』完成!
3月中頃、富田林にある長期優良住宅先導モデル事業+長期優良住宅の性能をもつ『富田林の住まい』が竣工しました。30代夫婦+子供1人が住む、延床40坪の2階建てです。施工業者はMsとは初仕事となる新協建設工業です。質問事項を箇条書きにして打ち合わせに望むほど勉強熱心な腕の良い大工さんのおかげで、Msの仕事が初めてとは思えないほど綺麗に仕上がりました。『富田林の住まい』の特徴として屋根に太陽熱利用の空調システム『そよ風』を乗せています。



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南側正面の写真です。南側中庭にある4mの大きな木はヤマボウシです。落葉樹なので冬は南の光が家の奥まで入り、夏は日差しを遮ってくれます。南側の庭にはエゴ、シマトネリコ、シャラ、シラカシなどが植えてあります。高い塀や生垣で地域との繋がりを遮断するのではなく、植栽で緩やかに地域と繋がっています。





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玄関です。玄関扉はクルミの板です。Msオリジナルのステンドグラスもはめ込まれています。ステンドグラスの外部側は防犯ガラスになっているので防犯上も問題ありません。玄関土間は洗い出し仕上げです。Msではめすらしい片開きドア。この住まいは気密性も高く、C値は1.5です。一般の感覚から言って隙間無く施工され、隙間風などは無い程度です。唯一外部に面している木製建具は玄関のみなのです。











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リビング・ダイニングです。床はクルミフローリング、壁は珪藻土です。南側からの暖かい光が差し込みます。
天井の一部が吹き抜けになっているため、2階からの日差しもあり日中は照明が必要ありません。丸テーブルはMsからお施主さんへのプレゼントです。Msオリジナルのテーブルで天板はクルミです。脚部分はブナ材のプライウッド曲げ脚です。無印やアアルトのスツールでよく使われています。この脚もMsオリジナルでつくっています。


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キッチンはとても広く、収納も十分です。シンクはアイランド型となっており、南側の庭を見ながら家事をすることができます。丸型の白いボイドは、屋根からの暖かい風を床下に送りこむダクトです。



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階段踊り場の窓です。Msではよく階段に大きな窓を取り付けます。夏場はこの窓を開けることで南北に風が通ります。格子がついているので、夜開け放しで寝ることができます。












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2Fです。とても開放的な空間です。4寸勾配の屋根のため天井が高く広く感じます。2Fもフローリングはクルミです。壁は吹き抜けの一部分以外は全てJパネル現しとなっています。























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そよ風の吹き出し口です。天気の日であれば、ほんのり暖かい風が吹き出してきます。床下は予想以上に暖かくなります。冬場のそよ風は屋根部分で温まった空気を床下へと送り、床に開いた吹き出し口から室内へと暖められた空気が出てきます。建物の一番下の部分から暖めるので家全体が同じような暖かさになります。













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住宅地に緑溢れる家になりまた。春になり、新芽の季節が楽しみです。街並みに開いた形の住まいです。ブロック塀など絶対に駄目です。四季の草花が楽しめる街角の住まいです。
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# by MsARCH2 | 2010-03-30 08:34 | 長期優良住宅
ふたたび朝食
早春はいいです。山の幸がいっぱいですから近頃特に山菜が多く朝食となっています。
この左上の小皿、三澤家実家の倉からいただいてきたものです。
以前は自宅で宴会など20~30人の食事などよくご近所が集まっていました。

b0111223_1151996.jpg大正、昭和の初め頃の絵付けです。懐かしい感じがしますね!

















b0111223_1017167.jpg春です。あぶらなが安く売っていましたので大量に買いこんで軽く油でいためてベーコンを少し入れての朝食です。
左上小皿は、赤かぶを買ってきて酢でつけて千枚漬の自家製です。しらすも春は安くボイルのものを少しもりつけ。














b0111223_1017431.jpgさんま寿司です。
前日に和歌山田辺にセミナーで行きました。
和歌山はめはり寿司とさんま寿司が有名です。
駅弁当ではなく田辺商店街の寿司屋で作ってもらったものです。ジューシーでとってもおいしいです。
みそ汁はいつもの麦みそでかつおだしでとったどんこを少し入れたものです。













b0111223_10292743.jpgさつまあげ
元スタッフの田中君が鹿児島より来阪してくれました。
このさつまあげとてもおいしいのです。鹿児島はサトウキビのせいかどうかはわかりませんが、
しょうゆ、ミソ、さつまあげ含めて甘口です。













b0111223_1018881.jpgこれがさつまあげです。
関西ではあげてんとか言いますが、これもジューシーでおいしいのです外見は普通ですが中身、チーズが入っていたり、白身魚が入っていたりでとてもおいしいのです。

















b0111223_10221167.jpgたけのこ
そして先日の田中君がタケノコをくれたので、さっそくタケノコごはんにしました。
たけのこだけでは少し淡白です。鶏肉を少し買ってきて、軽く油で焦がしてミジン切りにしたものを入れて、お酒、ミリンで味付けてダシしょう油でたきこみご飯です。
まんなかの小皿はあまったタケノコ、わかめを入れて2時間ほど炊き込みます。
おいしいさつまあげ、黒もずくと、あげ・ネギがたぷり入ったみそ汁です。
今日も朝から元気です。

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# by Msarch2 | 2010-03-23 10:30 | その他
Msのマンションリフォーム
Msでは戸建ての新築住宅を設計させて頂くことが多いですが、
たまにマンションリフォームのお話を頂くことがあります。

今回は予算300万円、築30年の中古マンションの改装工事をご紹介します。

『築30年のマンションを結婚する息子のためにリフォームしたいんです・・・』

そんなお話からこの計画はスタートしました。
依頼主のMさんは、大阪の都心(梅田まで歩いていけるほど立地のいい場所)
に延べ面積66㎡のマンションをお持ちでした。
今は誰も住んでいないそのマンションをこの春結婚する息子さん夫婦のために
改装したいということ。
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30年前のマンションですが、管理組合がしっかりしていますので、
マンション全体のメンテナンスはきちんとしています。
しかし内装仕上げは痛んでいますし、
何よりそのプランが現在のライフスタイルに合っていません。
特に若い新婚世帯には実面積の割りに窮屈に感じる住まいなのです。

●余計な間仕切りを全て取り去り、ワンルームとすること
●無垢のフローリングを張ること
●階下への音に配慮すること

これらを基本に限られた予算で、
コンクリートの箱の中に、Msの木の住まいをつくりました。
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南側には個室と和室の2部屋ありましたが、「もったいない!」
間仕切りを取り去り、広々としたリビングに。
壁と天井はビニールクロスから珪藻土クロスに張替えました。
真っ白で優しい手触り(表面はコットンなのです)、
調湿性があり気持ちのいい空間になりました。

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マンションでも無垢のフローリング材、張りたいですよね。
今回は幅広の唐松のフローリング材。
色目が明るく空間があたたかに。

問題になるのは“階下への音”です。
防音等級LL-45対応の防音マットを敷き込み解決しました。
予算があまりなくても、ご近所への配慮は必要です。(住まい手がストレスなく暮らすためにも)


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リビング南面の開口部には障子を新設。
空間全体を上質にしてくれますし、何より断熱性能があがります。

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既存の間仕切りをほぼ取り去り大きなワンルームに。
でもそれだけでは実際どう暮らしていいかちょっと困ってしまいます・・・。
そこで、こんな装置を空間の真ん中に設置。
高さ1.7m 奥行き60cm 長さ3.7mの収納家具です。
Msでおなじみのトラパネで大工さんに造ってもらいました。
上部が抜けているのでワンルームとしての拡がりは残しつつ
やわらかくスペースを区切ることができます。
この収納は生活スタイルの変化に合わせて動かすこともできます。

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収納の裏側。
このスペースは、書斎スペースに、納戸として
カーテンやロールスクリーンで仕切って自由に使ってもらえます。

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ベッドルームからリビング方向を見て。
右手にある引き戸はダイニングキッチンとの間仕切です。
マンションで引き戸にすると、ガラガラという音がまた階下へ・・・。
なので、吊りレールで建具を吊っています。

結局、工事費は設計料を入れ390万円程度に。
少し予算オーバーですが、住まい手さんからは
「イメージ以上の仕上がりです!!」と嬉しいお言葉。
特に無垢のフローリングが張れるとは思ってなかったらしく、
とても喜んでおられました。
リフフォームでも新築でも
「無駄を省いてシンプルに、あたたかな木の住まいをつくる」
Msの基本はおなじです。

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# by MsARCH2 | 2010-02-24 22:14 | リフォーム
智頭杉の住まいが完成しました!(長期優良住宅の住まい)
豊中市に完成したこの住まいは、30代のご夫婦と生まれたばかりの娘さんの3人が暮らしはじめる住まいです。

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住まい手のNさんは、土地探しの段階からご相談をいただき、お付き合いさせていただきました。4~5件程度を一緒に巡り、決定した土地が豊中市の約100㎡(30坪)の敷地です。
豊中市は大阪のベッドタウンで敷地も住宅地のど真ん中ですが、土地の選び方によっては、写真のように日光が住まいを包み込む気持ちの良い住まいも実現できます。

さて、建物についてですが、
タイトルの通り、鳥取県智頭町にある株式会社サカモトの智頭杉を構造材として初めて使用ました。山陰の風雪に耐えて育った智頭杉は、吉野杉にも負けないくらい力強く美しい材料です。施工は、羽根建築工房。数多くのMsの住まいを施工していただいている頼りになる工務店です。



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南側外観です。隣接地は旗竿敷地が2軒続き、日当たり良好です。
小さな庭や、Ms定番の吊りバルコニーにより、外部へ開放的な空間をつくっています。
バルコニー手すりや境界塀を横格子で統一し、外観がすっきりした印象です。



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アプローチは、東側の道路からです。
軽自動車の駐車も可能な奥行きをもたせた空間に、玄関があります。
アプローチに敷きつめられている石は、鉄平石です。
住まい手のお父さんの仕事柄、自らで段取りされた石を、使用しています。
玄関やトイレに利用した大理石もお父さんに腕を揮っていただきました。
玄関には、鎧網戸も設けました。外からの視線を遮りながら、風通しの確保が可能な優れものです。



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玄関を入ると、前回のMs日記(西宮A邸竣工)でも紹介した
李朝風の木製格子戸があります。
玄関とリビングを仕切り、風除室の役割も果たします。
ガラスは、透明ではなく、和紙調にしています。
開け閉めによって、空間の変化が楽しめます。


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1階は、リビング・ダイニング・キッチンがワンルームとなっています。
床は、土台・大引きの上に張った唐松のJパネルをそのまま仕上としました。
日当たりが抜群で、自然の心地よい温もりを感じます。



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ダイニングテーブルの奥は、キッチンです。
キッチンカウンターの手元を隠すため、食器収納を間にはさんで間仕切っています。

キッチンは、メーカーのものは、Msでは使用しません。
Msのオリジナルで天板はステンレスのプレスメーカーに発注することで、リーズナブルにできています。
キャビネットしかない状態で、約60万円ほどでできます。


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トイレには、Ms定番のITOIボールを設置しています。



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2階は、フリースペースです。寝室や書斎・収納を自由にレイアウトできるように、固定壁での仕切りはありません。
本を多く所有している住まい手に合わせ、階段の壁なども有効に利用して本棚を設けています。
部屋を仕切る本棚は、移動式で、必要に応じて自由にレイアウトを変更できます。
2階の床は、智頭杉のフローリングです。板の表面はうづくりという仕上で、板の目に合わせて、波を打つような脚触りのとても良い材料仕上げになっています。


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収納スペースも設けています。
ハンガーパイプを左右に取付け、収納量も十分です。


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吊りバルコニーとデッキを設けています。軒下には、物干しが1列に並びます。



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先日は、住まい手のご厚意により、完成見学会を開催させていただき、多数のご参加をいただきました。
来月は、富田林市で完成見学会を予定しています。興味をお持ちの方は、是非ご参加ください。

完成見学会のご案内 (大阪府富田林市)
3月13日(土)・14日(日) 10:00~14:00

Msの長期優良住宅先導的モデル+長期優良住宅の見学会を開催いたします。
見学会案内・申込はこちら!


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# by msarch2 | 2010-02-15 11:25 | 新築
西宮市A邸竣工
先日、西宮市のA邸が竣工しました!
和歌山の廣本林業+コアー建築工房の仕事です。
この住まいは御夫妻おふたりのための住まいです。
長年あちこちの都市に住みようやく終の棲家を定めて
これからゆったりゆっくり、楽しく暮らすための住まいです。

Msでも年配の方の住まいだと、木材(床、壁、天井)の品質をよりをかけて吟味します。
若い世代はエネルギーもあり、器のしっかりした、ざっくりした住まいで充分なのですが、
人生色々と良いものを見物したりすると、上質な住まいを望まれることが多いのです。

構造・断熱性能・メンテナンスについては長期優良住宅物件ゆえ、
性能は充分すぎるくらいあります。
Msの特質は空間のデザイン、住生活の使いやすさ、木材の品質が特に優れている点です。


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■リビングダイニング
間口5.4mで柱のない大らかな空間が広がります。
大空間だと気持ちがいいです。
南からの日差しがやわらかくクルミのフローリングに光をなげかけています。
天井は吉野杉のJパネル赤味が美しいのです。
もちろんこの杉の梁、田辺の廣本林業です。綺麗です!

吊戸棚も舞良戸といって杉の赤味の引戸です。
三澤が赤味の板を常備していて建具屋さんに作ってもらっているのです。
ちなみにこの赤味・無地の建具、
普通に注文すると1枚3万円はかかりますよ!!
Msだと半分です。

ソファはいつもは赤のソファですが、住まい手の要望で白です。
白もなかなか清楚で美しいのです。


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リビングダイニングの中でこの大黒柱はチークです!
そしてキッチン天板もチーク
オープンキッチンの中で広々とした生活が大好きだという住まい手の希望が叶えられました。


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最近よくデザインしているのはこの李朝風木製格子戸です。タモという堅木を台形状に加工しています。
ガラスは手吹きガラスなので向こうの景色がゆらめいて見えます。
ガラス一枚だとあぶないので格子があるとデザインにもなってここちよい空間の見せ方ができます。真ん中の大黒柱は栗です。



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■玄関
通り抜けの玄関土間南側の庭に庭師さんが直接出れるようにつなげています。
床はトラバーチンの大理石。
右の収納棚の引き違い建具は住まい手が昔住んでいた家の建具です。
下足入れは韓紙の扉にしました。



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■北側外観
たて格子が印象的です。
道路から3Mセットバックし、植栽スペースをたくさんとったので、
四季折々いろいろな枝葉、花が彩りを添えてくれます。



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■アプローチ土間
コンクリート洗い出し、御影石小端立ての植栽スペースです



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南側2階跳ね出しのデッキと1階もヒノキの濡れ縁があり
2階の庇が1.2m跳ね出しているので雨天の時も助かります。



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お風呂は奥様の特に希望の三方窓です。
特に天井トップライトから太陽光がはいり朝風呂が大好きな住まい手のご馳走です。




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トイレの手洗い鉢です。
陶芸家の糸井さんにいつもお願いして作っていただいているITOIボール。
Msの定番です。
排水目皿のところに水が溜まらないよう細かい仕上げがされています。
このITOIボールはMOKで販売もしています。



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棟梁にお願いして、オリジナルのポストを作ってもらいました。
タモでできています。トップに丸みをもたせ水仕舞いもバッチリです。
玄関まわりに違和感なく溶け込みます。



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2階個室と和室は引き戸で間仕切っています。
普段は開放して広々、
独立されたお子さんやお孫さん、お友達など
お客さんがこられた時には2部屋として利用できます。
天井と建具は韓紙貼りです。
写真では分かりにくいですが、和紙独特のムラ(模様)があり、
趣のある仕上がりとなっています。


A邸は住まい手の要望から太陽の光をたくさん取り入れた開放性のある住宅です。
いつも明るく朗らかなAさんご夫妻にぴったりの住まいとなりました。




完成見学会のご案内 (大阪府豊中市)
2月6日(土)・7日(日) 10:00~14:00

Msの長期優良住宅見学会を開催いたします。
見学会案内・申込はこちら!

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# by MsARCH2 | 2010-02-01 10:32 | 新築
西宮市K邸へ行ってきました!
西宮市K邸へ行ってきました。
K邸は約1年前に竣工した住まいで、今回は、写真撮影とメンテナンスでお伺いしました。
以前のMs日記に、地鎮祭上棟の報告を掲載ていますので、合わせてご覧ください。
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西宮市の山側、岩盤の上に建つ3層の小住宅です。
地階がRCの駐車場。1F・2Fに木造の約30坪の生活空間が広がっています。
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この敷地には、今から10年ほど前にMs事務所が手掛けたエレベーター付きの住まいがあります。
その時学生だったお嬢さんが結婚されて、駐車場があった部分に、新たに住まいを建設することになりました。

化粧構造材は、Ms一押しの田辺の広本林業。1階・2階は木造では珍しい、5.4Mスパンのワンルームです。地階はパーキングの用途として2台駐車するため、木造では不可なので、地階のみが鉄筋コンクリートとなりました。


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鉄筋コンクリート柱・梁の上部に杉の梁が細かく掛かっています。その上は、水平剛性を確保するためのJパネルです。


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門扉はチーク板でできています。無塗装でしたが、足元が水はねなどで汚れていたので、ヤスリ掛けを行い、塗装を掛けました。何年が経つと生垣の緑がこの門扉をやさしく包み込むことでしょう。


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玄関には、ステンドグラスと丸窓からほのかな光が入ります。


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この建物の特徴は、構造。
梁の架け方は、甲乙梁という格子状の架け方が多いのですが、この建物では、太く長い梁を使用し、間隔を狭めて架ける構造を採用しました。部屋の中に柱の無い空間を実現できます。コンパクトな住まいに広く住む工夫です。
2階にあるLDKは、東と南の大きな開口から、日の光が燦々と注ぎ込み、窓からの眺めも遠くまでよく通ります。


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キッチンの天板も、チークの板です。チークは、船の甲板などにも使われる水に強い木ですが、日ごろのメンテナンスで、持ちが大きく違います。今回は、奥さんと一緒に、天板へオイルを塗りながら、メンテナンスの方法をお伝えしました。

竣工時には、親子3人だった家族も、昨秋に2人目の子供が生まれ、一段とにぎやかな家庭となっています。
コンパクトながらも、家族の変化にも対応して、永く住まい続けられる家です。


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# by msarch2 | 2010-01-19 10:27 | 新築
東灘の家 完成しました!
昨年11月より工事を進めてきました、神戸市東灘区の物件がようやく完成しました。
地上木造2階、地下RC造1階、延べ面積約90坪、工事期間約10ヶ月と力の入った物件です。

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神戸の街と海の見える高台に建っています。
周辺環境に圧迫感を与えないように、前面道路側は建物を低く抑えています。
道路から奥にいくにつれて建物が高くなり、
地階、1階、2階と屋根の水平ラインがきれいに並んでいます。

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地階北側道路からのアプローチです。
玄関とガレージが並び、その上部は屋上庭園になっています。
屋上庭園は室内からの眺めとともに、道行く方々にも植栽を楽しんでいただけます。

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玄関から室内に入ると、南側の明るい庭が目に入ります。
式台は栗の板をナグリ加工し、漆を塗って仕上げています。(先日紹介しました沢田欣也さん作です。)
内壁は杉板を型枠にしたコンクリート打ち放し仕上げです。

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               地階から1階、2階登る階段です。
階段板と縦格子のみで、とても明るい空間となっています。
1枚板の段板を中央の格子で支える大変難しい仕事ですが、さすが棟梁、見事に作りあげてくれました。

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1階のリビングからは南西の庭がよく見えます。
道路からはかなり高い位置になり、外部からの視線はほとんど気になりません。
天井は吹き抜けになっていて、とても気持ちのいい空間です。

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同じく1階の応接室です。
南側の開口部の向こうに神戸の街が見えます。
この住宅の構造材は阪口製材所の吉野杉です。
大きな八角の棟木に垂木をきれいに並べ、赤味のJパネルを天井に見せています。
今回は天井面のJパネルにも吉野杉を使用して、よりいっそう美しい天井を構成しています。

良質の材料を吟味し、高い技術で作り上げる。
規模の小さな物件も大きな物件もMsの基本は変わりません。
それゆえに仕事の品質は常に高いレベルにあり続けるのです。

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# by MsARCH2 | 2009-12-24 17:52 | 新築
福島区のさんぱつ久保「100万円のリニューアル」
30年ぶりの改装

今から30年前に私が設計した住宅です。
住まいといっても夫婦で散髪屋として、いつも忙しい中仕事の合間をぬっての休憩食事。
来客の対応と仕事と住まい両方の便利さとゆとりと遊びができる住まいとしてのLDKの提案をしました。
約8畳近い空間に、この居住性を両立できることは、とても困難な解答がいります。
カウンター形式のオープンキッチンを提案し、30年間千客万来の空間として利用してきましたが、
キッチンセット、カウンターの材料そのものの寿命がきました。
そこで、約100万円の予算でキッチン・カウンターをリフレッシュすることになりました。

カウンターは、Msのオリジナルのチークカウンター。最高級の材料です。
システムキッチンなどは、長さが2.4Mだと30~40万円ほどします。(ガスレンジ含めて)
そこで、Msが常に提案しているステンレストップの天板のみを施工し、BOX内は、無印良品等で工夫した便利なものです。




Before
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30年使用してきたキッチンセット(穴があくほど使って来ました。
カウンター下のベニヤは腐って穴があき、収納として利用できなくなっていました。
台所用品があふれかえっています。


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こんな感じです。
扉など腐っています。




AFTOR
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この写真全ての部分をやり変えたわけではないのですよ。
このカウンターとキッチン天板を取り換えただけです。
レンジフード・階段・吊り棚・天井・壁は、30年前のままです。
30年経っていても美しいのです。


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チーク材の美しさとウェグナーの椅子。床のコルクは30年前のまま。このスペースは土足ですよ!
天神祭のとき、ここに15人くらいの来客が入っても十分に対応できます。


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今までよりキッチンスペースが1.5倍ほど増えて、
「料理するのが何よりうれしくなりました。」と住まい手さんよりお誉めいただいています。


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# by msarch2 | 2009-12-19 14:31 | リフォーム