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残暑お見舞い申し上げます
大阪だけではなく日本中どこにいても真夏の中、
目の保養に京都に行きました。

「和菓子の歴史は虎屋の歴史」です。
京都御所のすぐ西側に一条店虎屋があります。
室町時代からここで和菓子を製造販売しています。

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私も大好きな空間なのでよく訪問します。
なぜならばこの近くでMsの設計が2軒ほどあったのです。

道から見て右側の住まい手から依頼されたのですが、
竣工した住宅を見て左側の方からも依頼された、
というめずらしい物件です。






この新装の虎屋、内藤廣さんの設計です。

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木造のように見えますが、御所の隣です。
コンクリート、鉄骨造の上に木板を貼りたして
和瓦と木部の細かい線が和を表現しています。

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この木材は一体何なんだろうと、
一緒に行ったスタッフ3名と問答しましたが…
たぶん米松のピーラーではないかということで
80%くらいの自信で私が答えておきました。
見付けが45㎜です。

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この店舗の天井は赤杉集成材のルーバーが
インテリアとして決めています。
赤杉 無地 そしてあわせている。
こんなに品質のよいものをそろえるだけで
一体どれだけの時間と予算がさかれたのか。

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今は酷暑なので外部デッキで涼しくはできませんが、
前回春に行った時、
屋外のこのスペースとても気持ちがいいのです。
足元にさりげなく蚊取り線香が置かれていました。

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喫茶室から屋外を見た風景です。
御所の隣で平屋です。
そして、こんなに広大な庭が古都京都のゆとりをみせてくれています。



現代の素材、建材を使用してもなぜか日本の和を感じさせてくれるデザイン。
新しいデザインの風景が、また新たなきらびやかで時間を感じさせない京都の心ができました。

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by MsARCH2 | 2010-08-19 17:47 | その他
5年メンテナンス
木の住まいにはメンテナンスが不可欠です。
決して建ててしまえば終わり、というものではありません。
竣工後も住まいづくりは続きます。

今回ご紹介するのは尼崎のK邸の5年メンテナンスです。
竣工後5年経ち、6月の上旬に工務店さんと一緒にK邸にお伺いしました。
床下の水溜まりなどないか確認し、住まい手さんへ不具合などがないか聞き取りを行い、外周部の点検を行いました。
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床下は点検口より目視で問題ないことを確認しました。
非常にきれいな状態です。









外部の木部に対して塗装を行うことになりました。
外部塗装はもちろん雨天時にはできませんが、
前日に雨が降っていても木部に水が吸収されている状態なので塗装は行えません。
梅雨の時期と重なったこともあり、晴天続きをねらって8月2日にようやく塗装を行うことができました。


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今回塗装を行うことになったのは、
バルコニーの木部手摺と正面の縦格子、駐輪場・駐車場の軒裏部分です。
各箇所に塗る塗料を確認し、いざ塗装!
と言いたいところですが、塗装前に大切な作業があります。
それは、長年の汚れ・ホコリを取り除くことです。
汚れが残ったまま塗装を行うと意味がありません。






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特に軒裏の作業は常に上を向いた状態で行うので体力が必要です。
ヤスリがけを慎重に行います。








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夏休み中のお子さんももくもくと取り組んでくれました。
自分の手で自分の住まいに手を加えていくことの
楽しさを味わった1日になったかもしれません。










朝8時からスタートした作業は17時まで続きました。
塗装作業が終わってから、全体を見てみると朝とは異なる木の表情がありました。




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駐輪場の軒裏の塗装前(左)と塗装後(右)の写真です。
雨じみが目立っていましたが、塗装することでかなり解消されているのが分かります。


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駐車場の軒裏には、建て方の時の大工さんのものでしょうか、手形がくっきりと見えていましたが(左)、
ヤスリをかけて塗装し直すとほとんど分からなくなっています(右)。
今回の作業で、手形を付けないよう注意して行いました。


普段夏場クーラーのきいた所で机に向かうことの多いスタッフは、
いつも所長に言われています。
「真夏の外温度40℃近い中、読みにくい細かな図面を書いても施工してくれる職人がいる。
その作り手の身になって「もの」を作るための図面であれ」という意味がよくわかります。
毎日炎天下の中で作業をしている職人さんに頭が上がらない思いを抱きながら岐路につきました。

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by MsARCH2 | 2010-08-09 18:40 | メンテナンス
Ms物件見学会 西日本国産材製材協議会来訪
暑い暑い関西です。久しぶりのMs日記です。
7月31日、晴天。Msの竣工物件の見学会でした。
西日本国産材製材協議会という団体があります。
日本列島の西側で大規模製材工場を営んでいる社長、会長が
私達のとてつもない小さな事務所の仕事を見学に来られました。とても名誉なことです。


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K邸(神戸市)                                                     H邸(芦屋市)




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K邸(工事中)                                                 H邸(西宮市)



Ms竣工物件、10年前のものから昨年竣工した物件、工事中の構造物件を見学いただくことで、
Msの「木の住まい」の姿勢を見ていただくことになり、私とても緊張いたしました。
大分・瀬戸製材、岡山・院庄林業、奈良・長和、和歌山・山長商店、三重・西村木材店・松阪木材と、
私達プロの中では超有名製材所の方々です。
日本の杉、桧のこれからの活用を促進するためにも、これらの大会社の社長、会長が実践しています。
Msの物件は、巷の在来木造の約2.5倍の杉、桧を使用します。
特にJパネルを使用している中、防火・耐震性能も飛びぬけて優れているのです。


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10年前に建設された芦屋市のH邸、大黒柱、板もいい色合いに焼けて、
10年経っていてなお美しくあります。













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この方が奥様(手前の方です)。
だれよりもこよなくこの住まいを自慢にしていただいている方です。













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私と意気投合している方、三重・西村材木店会長です。いつもは怖い方と聞いていますが・・・
他の人の話では、いつも厳しい目線で指摘されている方ですが、今日だけは特別です。
絶賛していただきました。ありがとうございました。











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西宮市のH邸の中です。ここも10年経っています。
吉野材の杉が本当に美しく10年間の時間を刻んでいます。













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最後は25年経過の三澤邸とMs事務所にて懇親会です。このご馳走は全て文子さんの手料理なのです。
料理名人は設計名人!!皆様、遠方より本当にありがとうございます。
この機会にお目にかかれました産地の方々、是非共また私が訪問させていただきます。













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文子さんのお話に聞き入っています。
この手料理、とても早くて、見栄えが良くて、おいしいのです。

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by MsARCH2 | 2010-08-03 18:08 | イベント