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屋久島へ再び
以前のMs日記で、屋久島での家づくりをお話しました。
その屋久島へ10月16・17日と再び、着工前の打合せに行きました。
建築家の堀部安嗣さんが屋久島で数軒設計しています。その堀部さんに大工さんを紹介していただきました。宮崎県出身なのですが、たまに屋久島で仕事を手伝うことになってから、屋久島が大好きになり居付いてしまったという大工さんです。とても静かな物腰のやわらかな人物です・・・。というか大阪人には、あまりにもうるさい方々が多いので、南九州に来ると、私ですら、この環境になじんでしまう。屋久島の魅力がここにあるのです。
同じ一日(24時間)でも、ここではゆっくりと時は流れてくれます。大阪人が日本一歩くスピードが早いことなどここでは何の意味もありません。
建設場所は、安房から南へ15分程、海岸から2kmほど離れた山の中です。

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←建設場所


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←公共の水道はなく、山からの湧き水を引き込みました。



緩やかな山の斜面。周りは一部果樹園、そして雑木林。できる限り地形を変化させず、必要以上の樹を切らないで、屋久島の大自然と数千年の島の成り立ちの中でひっそりと謙虚に居住する形です。ただ本土の自然とは大違いで、屋久島の自然は人間にとって脅威です。
台風による暴風雨。シロアリの被害とここでは、大自然から身を守るシェルターとして、住まいを創る必要もあります。
建物の基礎は(ア)20cm。そして高床式で地面から2m立ち上がっています。
台風時には、強烈な雨でここの山中の敷地は、川の濁流のようにもなるとのこと。
なにしろ関西の雨量の4倍近く降りますから!!
頑丈な基礎で建物下の土が流されないよう強固につくります。ちなみに本州で、Msがつくる基礎の3倍ほどの金額をかけています
シロアリに対しては、薬だと有効年月が3年~5年くらい。そして土壌汚染。いくら環境に考慮していると言ったって、あのシロアリが死ぬくらいだからやっぱり毒は毒なのです。
高床にして、シロアリの蟻道が容易に発見できることが、一番です。週1回建物の基礎を見回ればそれだけでOKなのです。
高温多湿のアジアでは、太古の昔から高床式住居がスタンダードでした。
地面は常にジメジメ。2Mあげるだけで地表の湿気とおさらばできます。
なにより目線が地面から上がることで、見晴らしがよく、海が見える・・・。今回はこれぐらいにしておきましょう。

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写真は、以前島根県の沖合い、隠岐島で建てた高床式の住まい(住むNO23 2007年秋号に掲載されています。)


今回、屋久島では、住まい手がこのペンションが一番いいと紹介してくれたところに泊まりました。
Msのスタッフの迫君と男2名1室の予定でしたが、うまく空部屋があり、それぞれ一室ずつになってうれしい!!
その晩、夕食の前に尾之間温泉にもゆったりと入れて、私三澤は大いに幸福です。
夕食時私たち入れて7~8人しかいません。その中で2名の外国人がいました。
2人の女性、なにやら母国語でお話しているのですが、イントネーションがドイツ語っぽく聞こえたので、ドイツ人かと思って見ていたら、目線が合いました。しばらくしてすりすりと彼女達が声をかけてきたので、聞いてみるとノルウェーから来たとのこと。彼女達はヴァイキングの末裔なのです。合気道の大会があり日本に来て、その合間に世界遺産のここに来たというのです。
明日、どこかの山をトレッキングするつもりだけれども、不案内なので、できれば同行させてほしいと59歳の合気道2段のモナさん、43歳の合気道7級のゲレッタさんを私達のボディーガードにして黒味岳1831MへGO!です。
西日本で一番高い宮之浦岳より100M低い山です。とても強烈にしんどい!!
実歩行時間6時間。ヤクシカ・ヤクサルとも会えてとても充実の一日でした。

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翌日は、大阪高野山から竜神温泉まで歩き、次の日、熊野古道。連続して世界遺産2箇所めぐりはとてもうれしい!

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by Msarch2 | 2008-10-23 10:00 | 新築