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愛知のH邸が上棟しました!
6月19日愛知のH邸が上棟を迎えました!!

Msではこれまでに300軒もの木の家づくりを一品一生産で実践してきました。
そのなかで確立してきたプラン・材料・構造・ディティールなどのノウハウを定番化し、
「MOKスタンダード」という形で今年から動き出しています。
一般の住まい手にローコストでありながら、
Ms品質の丈夫な木の家を供給していきます。

H邸はそんな「MOKスタンダード」の記念すべき第一作目。
MsのスタンダードであるJパネル落とし込み+Dボルト工法で、
上棟時にはすでに「木の箱」が姿をあらわします。
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H邸の大工工事は三重四日市の造家工房さんにお願いしました。
Msの仕事は初めてですが
棟梁の亀井さんをはじめ、若い大工さん方が頑張っています。
なんと今回はクレーンを使わずすべて手上げで組み立てました!
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Msの実践するJD工法では
構造体はほぼ全てあらわしになります。
大工さんは化粧材のため、丁寧な木材の扱いが必要です。
等間隔で規則的に架けられた登梁・小梁が美しいです。
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今回のH邸の構造材を供給していただいた
天竜TSドライの森下さんも上棟式に駆けつけていただきました。
天竜こだわりの新月伐採、天然乾燥材の構造体は
吉野材のU邸に負けず劣らず美しいです。
特にリビングの赤味・芯去りの柱、極上の杉です!!
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みんなで卓を囲み上棟を祝います。
木材を供給する山側、作り手である大工さん、そして住まい手であるお施主さんが
一同に会する上棟式は、やはり家づくりの晴れの舞台です。
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8月には、MOKスタンダードとしてH邸の完成見学会を予定しています。
これから竣工まで、また気を引き締めて頑張りましょう!!
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by msarch2 | 2008-06-20 15:32 | 新築
奈良のU邸が上棟しました!
5月に着工した高山工務店施工の奈良市のU邸が、6月16日の大安に上棟しました!
6月13日から建て方を始めました。梅雨の時期なのに、奇跡的に快晴が続きました。
Msの三澤は恐ろしいほどの晴れ男です。
どんな悪天候の場所にも、三澤が向かうと晴れわたっていきます。
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1日目は土台の上に柱を立てて、Jパネルを落とし込んでいきます。
柱脚にはホールダウン金物をセットし、柱頭にはDボルトを組み入れていきます。
丸紅ランバーのプレカットに、適宜、大工さんも手加工を加えながら進めます。
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Jパネル・Dボルトを使うのは初めての大工さんもいる中、
Msの物件に手慣れた福田棟梁の指示のもとスムーズに工事は進み、
1日目で棟木まで入りました。
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2日目は登り梁と小梁を入れるところからスタート。
阪口製材の赤身がちの構造材が美しい!
Dボルトが節にまぎれてさりげなく組み込まれています。
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野地のJパネルを貼った後、流桟を留め付け、この間に断熱材を敷きこんでいきます。
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16日には、Uさんご夫妻にも関東からお越しいただき、上棟式を行いました。
お二人に「やっぱり木の家はいいですね~!安全第一で作業してください」との言葉をいただき、一同、気を引き締めています。
遠方にお住まいのUさんにとっては、工務店さんや職人さんと直接話していただく貴重な機会です。
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上棟式に引き続き、ヤマトタテルの構造見学会です。
東京や名古屋など遠方からも参加いただきました。
国産材を使った安心・安全な家づくりを広めるため、三澤が伝道師さながら、構造・材料の説明を1時間行い、皆さん熱心に耳を傾けておられます。
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本格的な長雨に入る前に屋根仕舞いまで済ませようと、高山工務店がピッチを上げて、
でも着実に工事を進めています。
Uさんの言われたとおり、安全第一でよろしくお願いしますね!

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by MsARCH2 | 2008-06-19 20:17 | 新築
トラパネの床構面への挑戦!
杉幅ハギパネル。
杉の厚さ30㎜の小幅板の端口に、イソシアネート系(ノンホルマリン)の接着剤を塗り、高性能プレスで圧着します。
よく接着面が剥がれてきませんか?と質問がありますが、99.99%そんなことはありません。
木材の細胞による結合により、イソシアネートの接着性のほうが強いのです。

かぎりなく無垢に近い杉パネルを、今から10年前に大分県上津江村の㈱トライウッドで試作されて以来、多くの住まい手、工務店、設計事務所から注文があります。
この杉パネル、トライウッドパネルといいます。

関西人は阪神タイガースびいきもあり、言葉を省略して言う癖もあり、この「トラパネ」は人気者です。
このパネル、厚み18㎜、21㎜、30㎜とあり、長さ1m×4mが最大です。
最初は、机・ベッド・本棚と造作用として利用されていましたが、化粧構造用として耐力壁2.5倍の認定も取得しています。
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今回チャレンジしたのは、2階の床としてトラパネを貼りつけて、火打ち梁などを使用しなくても頑丈な床になることを証明する実験です。
2階の床の中に斜めに組み込んである材を火打ち梁といい、昔からよく使用されてきましたが、どれぐらい強いのかはあまり理解されていません。
ちなみに床倍率3倍を取っている24㎜の合板の強さの、たった1/10の強度しかありません。
四隅を留め付けても床全体の合成はあまり期待できないのです。

今回の「トラパネ」、大梁・小梁の上に長さ90㎜の釘で15cm間隔に打ち付けて実験すると、床倍率4倍ほど出ました。これに低減率を加えて3倍が目安となります。

2m×3mの水平板に大梁・小梁をまわし、「トラパネ」(ア)30を90㎜の釘で15cmピッチに打ち付けます。
四周を固定し、端から油圧ジャッキでゆっくりと押し引きし、9回ほど強さを変えて実験していきます。
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最大の加力約3tの荷重が床の一方向から加力すると、頑丈な梁でさえ、右側が曲がってしまっています。
しかしこの床パネル、とても強いことが証明されました。
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詳細はこの釘の引抜力のすごさです。
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Jパネル(杉三層パネル)も私達が開発しましたが、一層のムク板の「トラパネ」、しっかりと「木の家」の限りなく無垢に近い天井板の利用で、日本の森のめぐみの利用を図ります。
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by MsARCH2 | 2008-06-04 17:57 | その他