<   2007年 09月 ( 5 )   > この月の画像一覧
季刊誌「住む。」秋号(第23号)に隠岐の島での家づくりが掲載されました。
 季刊誌「住む。」秋号(第23号)にMsの隠岐の島での家づくり が掲載されています。
(P122「家をつくるなら、近くの山の木で 22島根県:気ごんで建てる隠岐の家」)

b0111223_17454826.jpgb0111223_1746736.jpg

 住まい手は林業・農業に従事しています。隠岐の島町の西郷に、隠岐の島の自分の松・杉をつかって住まいをつくりました。
 人がたくさん集うためにつくった木の家。親戚や友人が泊まります。森林ボランティアの大学生や合鴨農法の研修生の宿泊施設としても活用しています。

b0111223_17521447.jpgb0111223_17523299.jpg


 高床式のこの住まい、床下は農業の道具の収納庫・収穫した作物の貯蔵庫として利用しています。

b0111223_1753379.jpg

 隠岐の島には火力発電所もありますが、できるだけエネルギーを無駄に使わないためにも屋根に太陽集熱の温水タンクを置いています。夏場は2回ほど温水が採れます。
 地元の大工さんがゆっくりゆっくりと島ならではのスピードで施工してくれました。

[PR]
by MsARCH2 | 2007-09-25 17:57 | その他
模型のお話
9月も終わりに近づいているにも関わらず暑い日々が続いています。
Ms1年目のN氏の机です。今月末にあるプレゼンテーションに向け黙々と模型を作り続けています・・・。


Ms建築設計事務所ではどの様な物件でも最低2種類の模型を作ります。「プレゼン用模型」と「軸組模型」の2種類です。プレゼン用模型は意匠模型です。(1/50、場合によって1/100で作ります)。名の通りプレゼンテーション時に施主に説明する道具として作ります。はじめて見る家の図面を理解することは、図面に慣れていないと困難です。しかし図面+模型があれば、より具体的に自分たちの夢が形となって分かります。どのお施主さんにも「分かり易い、周辺の建物まである」と驚き、喜んでいただいています。Msのプレゼン模型は外部の仕上げ、内部の仕上げなど色分けしてあり、誰にでも分かり易く作ってあります。また周辺道路、建物(建物の窓の位置)などなるべく詳しく周辺状況を分かるようになっています。模型は希望があれば竣工後にお渡ししています。

次にMsの特徴ともいえる軸組模型です(1/30で作ります)。プレゼン模型は、どこの設計事務所もつくっていると思いますが、軸組模型はなかなか作らないのではないでしょうか。。軸組模型は木造住宅を考える上で重要な意味があります。また木造を得意とするMsには無くてはならない模型です。軸組(構造体)が化粧として見えてくる造り方をするMsの家では、軸組みが直接意匠に関わってきます。それゆえ架構の美しさは重要です。しかしただ美しいだけでなく構造的にも強い木造をつくるために、1間間隔(場合により異なるが基本は1間)に柱を建て、2階床梁は甲乙梁にして床面の剛性を強めています。単純に感じるかもしれませんが、軸組模型にするとその美しさが分かります。大工さんと構造材の刻みの打合せをするとき、木配りをするとき、上棟時などで活躍する模型です。


b0111223_14424383.jpg

①黙々と作っています。話しかけられません・・・。図面を見ながら模型を作るのは主にMs1年生の仕事です。プレゼン模型を作りながら、意匠を勉強したり、軸組模型を作りながら木構造を学んでいます。年間に10棟分は模型を作るので、約20体の模型を作ります。1年過ぎた頃には事務所の模型はほぼ自分の作った模型になります。



b0111223_14445175.jpgb0111223_1453670.jpg

②敷地模型は敷地調査後につくります。敷地調査では計画地以外でも測れる場所は全て測ります。 計画地にボリューム模型を置いて試行錯誤します。家の形を考えるとき周辺状況というのは重要な要素になります。隣家の窓の位置、敷地のどの部分に家をつくるのが1番気持ちよく過ごすことができるのか、隣地との高さ関係など模型を見ながら考えたりもします。




b0111223_15114490.jpgb0111223_1512388.jpg

③左プレゼン模型、右竣工時写真。ほとんど一緒です。




b0111223_14542019.jpgb0111223_14544283.jpg

④軸組模型にはDボルトの位置などもピンで分かり易く示しています。美しい軸組みです。




b0111223_153038.jpg

⑤刻みの打合せ(プレカット時も同様)や建て方時に持っていきます。
[PR]
by MsARCH2 | 2007-09-19 16:43 | その他
リフォームコンクール入賞!
 「南野田のすまい」が、(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターの主催する、第24回住まいのリフォームコンクール優秀賞に選ばれました!
b0111223_17525956.jpg

 設計要旨は、以下の通りです。
ご両親を見送り夫婦と子供2人家族になったYさんご夫妻は、ご両親のつくられた家への愛着から建替えを選ばす、仏間でもある西のふた間続きの和室を残したうえで現在の生活スタイルに合わせてのリフォームを希望されました。
来客が多いと言うご夫妻は、和室にお客様を通すことが多いため、直接つながる廊下を作ってほしいとの要望でした。そこで、玄関を兼ねた現代風広縁を増築して要望に応えると同時に、廊下といった機能にとどまらない明るく開放的なサンルームのような空間をつくりました。この空間があることで、ダイニングや書斎・和室は、空気層としての広縁の効果で冬は暖かく、夏は日差しを遮りプライバシーも確保するといった効果を得ることになりました。
北に増築されたユーティリティーはその効果と同時に収納量確保が目的です。省エネ性向上とともに、耐震性も向上しました。無筋布基礎はRC造ベタ基礎に、腐朽構造材は取替え、耐力壁を増設し、接合金物を設置し、現行基準法の1.5倍の性能を確保しています。
このように、住宅も人間と同じように確実かつ的確に治療がなされ、同時に家族の生活の可能性が広がるような「住まいの再生」としてのリフォームを行うことができました。

 「南野田のすまい」では、南側に玄関を兼ねる現代風広縁を増築して、「お客様を通すことが多い奥の和室に直接つながる廊下を作ってほしい」という住まい手の要望を実現しています。
b0111223_1753442.jpgb0111223_17535623.jpg

 ただの廊下ではなく、明るいサンルームのような空間ができたので、ダイニングなどは直接外気に接することがなく、冬は暖かく、夏は日差しを遮る効果があります。また、外からの視線を感じずに窓を開けることができるようになりました。
b0111223_17544246.jpgb0111223_1754588.jpg

 また、たくさんの本が所蔵できる畳ベンチ付きの書斎ができ、ヒノキ板張りの浴室もできました。外壁には、防火・断熱性能にも優れた面材を採用して耐震補強をしました。建築基準法の1.5倍の性能を確保しています。
b0111223_17552171.jpgb0111223_17553790.jpg

 Msのリフォームは「すまいの治療」が基本コンセプトです。生活動線の提案、構造強度(基礎・耐力壁)、断熱性能含めて、住まい手と地球にやさしいすまいを造っていきます。築年数30年以上の建物を現代の基準に合わせ、安全な器にします。もちろん自然素材の住まいです。

 10月27日に東京ビッグサイトで表彰式が行われ、作品が展示されます!

※入賞作品の展示
アクロス福岡(住生活月間中央イベント会場):平成19年10月11日(木)~10月14日(日)
東京ビッグサイト(日経住まいのリフォーム博2007):平成19年10月25日(木)~10月28日(日)

[PR]
by MsARCH2 | 2007-09-14 18:01 | イベント
珈琲倶楽部Ami営業中です!!
昨年Msが吹田市山田で設計施工したカフェ、「珈琲倶楽部Ami」が好評営業中です。
RC造ビル1階にあるテナントの内装をMsが手掛け、
昨年10月中旬に着工、11月中旬に完成し、11/22にOPENしました。
Msお得意の無垢材を生かした明るい内装が「いい感じ」です。


工事前のスケルトンの様子。こんなに寒々しかった空間が。。。
b0111223_1645875.jpg

こんなに暖かい雰囲気のお店になりました!!

b0111223_16584270.jpg
店主の松原さん。笑顔が素敵です!Ms三澤の山登り仲間です。
施工も同じく山登り仲間の、豊中の工務店㈱グランマさんにお願いしました。

カウンターの天板は皮付きのナラの一枚板、
腰板や棚板はMOKで作った唐松の巾ハギパネルです。
天井吊りの照明とテーブルはMsスタッフの大橋がデザインから製作まで手掛けました。
照明は杉、テーブルはタモの巾ハギパネルを使い、2セットあわせると大人数にも対応できます。

b0111223_173347100.jpg
b0111223_1734029.jpg
椅子は無印良品の既製品をテーブルの高さにあわせ脚を少し短く落として使っています。
天井仕上げはコンクリートに直接ペンキを塗り、壁はペンキを塗ったり珪藻クロスを貼ったり、
お金をかけるところと抑えるところにメリハリを付け予算配分に工夫しています。
床には堅いケンパスのフローリングを張っているので土足使用も十分OKです。


手洗いには陶芸家糸井康博さんの作品ITOIボールを使用。
手洗いと玄関の扉にはMOKオリジナルのステンドグラスを入れて製作しました。

b0111223_18201931.jpg
b0111223_1827477.jpg
b0111223_1827159.jpg

Amiさんのこだわりは焙煎です。生のコーヒー豆をお店で焙煎しています。
いろんな種類のコーヒー豆の販売もしています。


b0111223_18524985.jpg
b0111223_18532679.jpg

こだわりのコーヒーとおいしい食事。器もかわいく、デザートもあります!
b0111223_19231054.jpg

b0111223_193053.jpg
b0111223_1930167.jpg

Amiさんのお隣はこれまた感じのいい花屋さん「春音」さんです。
Amiさんにも春音さんの鉢植えがたくさん。Msにも人気の園芸店です。

b0111223_19443884.jpg
b0111223_19451025.jpg

みなさんもゆっくりと「春音」を覗いて、「Ami」でお茶されてはいかがですか?


b0111223_2043090.jpg
珈琲倶楽部Ami   住所    大阪府吹田市山田東4-10-3
                    コモン山田EAST1F
             TEL    06-6878-5059
             営業時間 7:00~19:00
             定休日   不定休

[PR]
by MsARCH2 | 2007-09-08 19:50 | その他
震災の経験が本当に生かされているのか
7月24日、能登に行ってきた。
一泊二日の旅であり二ヶ月もたった後なので、既に詳細調査などは済んで片付けられた民家が多い。

伝統的な輪島市門前町の街並みは、参道沿いのどの店も道路に大きく開口が開いている。
そのためほとんどの店には地震に耐える壁というものがない。
数年前に新潟で地震があっても、能登には今までほとんど地震が来なかったため、地震に対しての予防がなされていない。
b0111223_10111746.jpg
b0111223_1011443.jpg

今回の詳しい記事は住宅建築2007年9月号「能登半島地震と木造建築/震災の経験が今に生きるか」に掲載されたのでご覧いただきたい。

12年前にも阪神淡路大震災があり、6500名近くの死者が出ている。
その時も皆が「関西は地震が来ない」と思っていた。地震が起こるのは関東だと。
そんな自分勝手な解釈が地震の備えを熟知させていない。
日本は有史以前より地震大国なのである。


b0111223_1019157.jpgMsの木造はその地震を契機に格段に変化した。
DボルトやJパネルといった、接合金物・耐力壁の開発などがそれである。
詳しいことは家庭画報2005年6月号「今、安全に住まう家」のバックナンバーを見てください。

b0111223_10595560.jpg

[PR]
by MsARCH2 | 2007-09-05 11:07 | その他