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マンションリフォーム完成しました!
マンションの一室に「木の住まい」が完成しました。
今回ご紹介するのは、小さなお子さんのおられるご家族のためのマンションリフォームです。
現場となったマンションは築30年以上経っていますが、
東南角に位置していて南側には公園の緑が心地よい1階の物件です。
マンションでもMsの新築仕様同様の「木の住まい」が広がります。

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今回はお風呂とトイレを除いてすべてスケルトンにしてから仕上げていきました。
b0111223_9511010.jpgマンション規約の工事時間の制約のため、
解体工事含めて約3ヶ月の工事期間でした。
外壁、床等の断熱改修の他、既存サッシ(外壁に面する部分はマンションの共有部分のため、
手が加えられません)の内側に新規のサッシを設けて断熱性能の向上を図っています。
これらはすべて、住宅エコポイントの対象となっています。








b0111223_9515663.jpgまず、玄関で目に入ってくるのは格子戸です。
上部にはFIXガラスが入っていて、格子戸を閉めると玄関スペースと居室スペースとが区切られます。
視界の遮断の他にも、風除室としての役割もあります。
マンションの鉄扉はどうしても断熱面で不利になってしますため、
ここで一度「区切る」ことは室内環境にとってとても大切なことです。
夏場、玄関扉を開けると南側ベランダに通じて心地よい風が通り抜けます。
玄関廻りには式台などに桜や栗、松といった堅木が豊富ですが、床はクルミのフローリングで統一しています。
クルミのフローリングが玄関、廊下、リビングまで続いています。








b0111223_9545478.jpg玄関左手には納戸を挟む形で洋室が2部屋あります。
2部屋と言っても、今はお子さんが小さいこともあって
閉め切られた個室ではありません。
写真左手に見えているのは、間仕切りを兼用した本棚です。
洋室側はもちろん廊下側にも収納可能です。
本棚と壁をつないでいるのは鴨居です。
将来的にここを個室として使用する時に、建具を入れられるように鴨
居とレールは今回の工事で設置してあります。
将来の生活スタイルの変化に対応できるよう設計することは大切です。








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一方玄関入って右手には洗面所があります。
白い洗面器にチークのカウンターが映えています。
Ms自慢のカウンターです。住まい手の希望もあり、実験用流しがあります。
カウンター上部には奥行きの小さな棚を設けています。ちょっとしたものを置くのにちょうどいい棚に仕上がりました。
写真右奥に見えている柱型を有効利用して吊収納を設けています。

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廊下を進むとキッチン、リビングダイニングが続いています。
写真右手に見えているのはタモパネルの置き家具です。
写真で見えている背板部分にはサワラを使用しています。
少し高めのこの置き家具は電化製品を置く場として、そしてキッチン手元を食卓から遮る役目もあり、1台2役です。

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クルミのフローリング(左の写真)です。
マンションで無垢のフローリングを諦めている方もおられるようですが、可能です。
奥に見えているのは南側ベランダのサッシです。
既存サッシの内側に新規のサッシを設置しているのが分かります。


ダイニングテーブル(ケヤキ)は5年程前から住まい手さんが座卓として用いられていたもので、今回の引越しを機に脚の取替えを行い、生まれ変わりました。
天板もヤスリをかけて塗装を行いましたが、5年の間も住まい手さん自身が日頃から手入れされていたこともあって、非常にきれいな状態でした。
心地よい木の住まいを実現するには、こういった住まい手さんのメンテナンスが必要です。
手をかければかけるほどこたえてくれるのも木の住まいの魅力です。





7/3.4には、住まい手のご厚意により完成見学会を開催させていただき、
同マンションの住人の多くの方にも見ていただくことができました。
見学会に参加していただいた方の中にはマンションの中に広がる木の空間に驚かれている方や、ご自宅の間取りを思い出しながら自分の家に対して想像を膨らませる方もおられました。
「北側の部屋の湿気がひどくて物置状態になっている」「フローリングだけ貼り替えたい」といった声も聞かれました。
マンションの中でも木の住まいが充分可能であるということを体感していただけて有意義な見学会となりました。

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by MsARCH2 | 2010-07-07 10:10 | リフォーム
Msのマンションリフォーム
Msでは戸建ての新築住宅を設計させて頂くことが多いですが、
たまにマンションリフォームのお話を頂くことがあります。

今回は予算300万円、築30年の中古マンションの改装工事をご紹介します。

『築30年のマンションを結婚する息子のためにリフォームしたいんです・・・』

そんなお話からこの計画はスタートしました。
依頼主のMさんは、大阪の都心(梅田まで歩いていけるほど立地のいい場所)
に延べ面積66㎡のマンションをお持ちでした。
今は誰も住んでいないそのマンションをこの春結婚する息子さん夫婦のために
改装したいということ。
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30年前のマンションですが、管理組合がしっかりしていますので、
マンション全体のメンテナンスはきちんとしています。
しかし内装仕上げは痛んでいますし、
何よりそのプランが現在のライフスタイルに合っていません。
特に若い新婚世帯には実面積の割りに窮屈に感じる住まいなのです。

●余計な間仕切りを全て取り去り、ワンルームとすること
●無垢のフローリングを張ること
●階下への音に配慮すること

これらを基本に限られた予算で、
コンクリートの箱の中に、Msの木の住まいをつくりました。
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南側には個室と和室の2部屋ありましたが、「もったいない!」
間仕切りを取り去り、広々としたリビングに。
壁と天井はビニールクロスから珪藻土クロスに張替えました。
真っ白で優しい手触り(表面はコットンなのです)、
調湿性があり気持ちのいい空間になりました。

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マンションでも無垢のフローリング材、張りたいですよね。
今回は幅広の唐松のフローリング材。
色目が明るく空間があたたかに。

問題になるのは“階下への音”です。
防音等級LL-45対応の防音マットを敷き込み解決しました。
予算があまりなくても、ご近所への配慮は必要です。(住まい手がストレスなく暮らすためにも)


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リビング南面の開口部には障子を新設。
空間全体を上質にしてくれますし、何より断熱性能があがります。

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既存の間仕切りをほぼ取り去り大きなワンルームに。
でもそれだけでは実際どう暮らしていいかちょっと困ってしまいます・・・。
そこで、こんな装置を空間の真ん中に設置。
高さ1.7m 奥行き60cm 長さ3.7mの収納家具です。
Msでおなじみのトラパネで大工さんに造ってもらいました。
上部が抜けているのでワンルームとしての拡がりは残しつつ
やわらかくスペースを区切ることができます。
この収納は生活スタイルの変化に合わせて動かすこともできます。

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収納の裏側。
このスペースは、書斎スペースに、納戸として
カーテンやロールスクリーンで仕切って自由に使ってもらえます。

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ベッドルームからリビング方向を見て。
右手にある引き戸はダイニングキッチンとの間仕切です。
マンションで引き戸にすると、ガラガラという音がまた階下へ・・・。
なので、吊りレールで建具を吊っています。

結局、工事費は設計料を入れ390万円程度に。
少し予算オーバーですが、住まい手さんからは
「イメージ以上の仕上がりです!!」と嬉しいお言葉。
特に無垢のフローリングが張れるとは思ってなかったらしく、
とても喜んでおられました。
リフフォームでも新築でも
「無駄を省いてシンプルに、あたたかな木の住まいをつくる」
Msの基本はおなじです。

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by MsARCH2 | 2010-02-24 22:14 | リフォーム
福島区のさんぱつ久保「100万円のリニューアル」
30年ぶりの改装

今から30年前に私が設計した住宅です。
住まいといっても夫婦で散髪屋として、いつも忙しい中仕事の合間をぬっての休憩食事。
来客の対応と仕事と住まい両方の便利さとゆとりと遊びができる住まいとしてのLDKの提案をしました。
約8畳近い空間に、この居住性を両立できることは、とても困難な解答がいります。
カウンター形式のオープンキッチンを提案し、30年間千客万来の空間として利用してきましたが、
キッチンセット、カウンターの材料そのものの寿命がきました。
そこで、約100万円の予算でキッチン・カウンターをリフレッシュすることになりました。

カウンターは、Msのオリジナルのチークカウンター。最高級の材料です。
システムキッチンなどは、長さが2.4Mだと30~40万円ほどします。(ガスレンジ含めて)
そこで、Msが常に提案しているステンレストップの天板のみを施工し、BOX内は、無印良品等で工夫した便利なものです。




Before
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30年使用してきたキッチンセット(穴があくほど使って来ました。
カウンター下のベニヤは腐って穴があき、収納として利用できなくなっていました。
台所用品があふれかえっています。


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こんな感じです。
扉など腐っています。




AFTOR
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この写真全ての部分をやり変えたわけではないのですよ。
このカウンターとキッチン天板を取り換えただけです。
レンジフード・階段・吊り棚・天井・壁は、30年前のままです。
30年経っていても美しいのです。


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チーク材の美しさとウェグナーの椅子。床のコルクは30年前のまま。このスペースは土足ですよ!
天神祭のとき、ここに15人くらいの来客が入っても十分に対応できます。


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今までよりキッチンスペースが1.5倍ほど増えて、
「料理するのが何よりうれしくなりました。」と住まい手さんよりお誉めいただいています。


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by msarch2 | 2009-12-19 14:31 | リフォーム
Msリニューアルしました!
 あけましておめでとうございます。今年もMs日記書き続けます。
 昨年末に三澤邸(自邸)を23年ぶりにお化粧直ししました。
 真壁と木製建具、木は木でしめることにこだわったMsの設計第1号、23年前にとても真剣に打ち込んだ私の傑作です。
 23年前の建物です。断熱材はほんの気持ち入っている程度で(グラスウール50mm・12kgタイプです。)耐震性も今のMs仕様にほど遠いです。気密性はまったくありません。23年前にはこのような言葉は生まれていませんでした。木造住宅の技術はたった20年間でびっくりするような大変化を遂げました。これを進化といいます。
 クライアントの三澤文子に使いにくいといわれるたびに改良、改良を少しづつ加えて今回の改装でやっと満足度の合格点をいただきました。(といってもこれ以上言っても仕方がないといわれてですが…)
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 外部のデッキもやりかえたし、あと15年はこのまま行くのではないでしょうか。
1月24日にはリニューアルした三澤邸をつかって気密テストをします。(C値を計ります。)さていったい相当隙間面積(C値)はいくらになるでしょうか。お楽しみに!

 壁はヤマトタテルの会員岡山津山の空間工房の森本さんが塗ってくれた珪藻土、床の仕上げは漆塗りです。
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 デッキも張り替えました。バーベキューできる季節が待ちどおしいです。
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by MsARCH2 | 2008-01-09 09:07 | リフォーム