カテゴリ:長期優良住宅( 11 )
藤沢の家・竣工!!
8月の半ばに藤沢の家が完成しました。
夏は大賑わいの湘南江ノ島。
そこから徒歩10分の住宅街に立つ住まいです。
住まい手のご実家を解体し、Msの木の住まいを新たに建てました。

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白い外壁が湘南の街並みに映えます。
今回も耐震性、断熱性、メンテナンス性を備えた長期優良住宅です。













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建替え前の家です。
両隣の家と同じく、北側の道路に迫って建っていました。
道路近くまで住まいが接近していて、圧迫感があったと住まい手は述べていました。












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今回の計画では、建物を南北に長い形状として、
敷地の東側を庭として大きく開けています。
道路側の圧迫感もずいぶん和らぎました。
今までの道路見付を半分にして、東側は広く植栽スペースとしました。
元々風致地区という道路境界からの壁面後退の規定や高さ制限のある地域ですが、道路側の建物の高さはかなり低く抑えています。
とても周辺環境に優しい建築です。















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屋根のある駐車場からそのまま玄関にアクセスできます。
玄関建具はアカマツの板で造った引戸になっています。
Msの玄関はほとんどが引戸です。
人を招き入れる時、玄関に入る時の動作がとても楽ちんなのです。



















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1階は個室と収納になっています。
床と天井はJパネル、壁は珪藻土クロスを貼っています。
2階へ上がる階段、クルミの板で造っています。


















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この家のメイン、LDKは2階にあります。
住宅地なので隣地は全て家が建っていますが、
LDKの位置を南に寄せることによって、
東側のお隣さんのお庭がリビングの目の前になります。
2階LDKを囲うように、広くウッドデッキを設けています。
広いデッキはメンテナンスが大変ですので、
耐久性の高いクマルという木材で作っています。









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2階デッキから見ても、遠くまで視線が通り、
住宅地に住みながらにして、開放的な住まいとなっています。
さながら空中デッキです。
お隣の緑がうれしいです。














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リズムよく並んだ柱、梁がとてもきれいです。
和歌山県の廣本林業さんの杉材です。













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ダイニングテーブルもMsで製作した、タモ材のテーブルです。





















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住まい手はご夫婦とお嬢さんの3人家族。
工事中も一家で木材の塗装をしたり、
お引越し後もパネル材で家具を作ったりと、
積極的に住まいづくりに参加いただきました。
とても愛着のある住まいになったと思います。
これから涼しくなりますので、植栽などの外構工事を行います。
きれいに完了しましたら見学会をさせていただく予定です。
ご期待下さい。

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by MsARCH2 | 2010-09-11 18:24 | 長期優良住宅
つくばの家 やっと完成  長期優良住宅先導モデルです
昨年より工事中のつくばのM邸、やっと、やっと完成しました。
数々の苦行を乗り越えて、住まい手、工務店、Msと三者の力の凝縮された形での竣工です。
無事にお引渡しを行うことができ、大変うれしかったです。

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このつくば市内の木の家、化粧構造材は新潟の弥彦山の周辺から伐採されたものです。
Msでもお世話になっている大澤材木で赤身にこだわった樹齢の深い木材(80年以上)を選び、
いつもの棟梁:三島さんに手刻みしていただいた家なのです。
次のMs日記にアップしますが、大澤さんの自邸もMsで基本設計をしています。


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この場所はつくば市のニュータウンからほんの少し離れた、旧村落の中にあるのです。
敷地は集落の中の一区画ですから、まわりにはとても緑地の多いのです。
敷地の西側はまだ雑木林が広がっています。


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                        薪ストーブ
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1階リビング、ダイニング、キッチンは温水式の床暖房が入っています。
つくば市の冬はつくば山から冷風が吹き、とても寒い地域です。
もちろん、断熱性能は次世代クラスの高性能の断熱材をたくさん使用していますゆえ、大丈夫ですが、
11月から3月まで、たよりになるのがこの薪ストーブです。
ホンマ製作所という薪ストーブメーカーが新潟にあります。
化石燃料を燃やさなくても、これならカーボンオフセットで、
おまけに燃料代もタダなのです。(周辺には雑木林がありますので)
電気・ガスでは決して味わうことができない生火の安らぎと暖かさがあります。

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洗面所の三面鏡も工務店の大工の仕事です。
最初はIKEAで安く買ってきたものを
取り付けようかと言っていましたが、
結果としてグレードがまったく違います。
仕事がいいです。

















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この本棚も全部大工の仕事です。
あとで買って置くような家具はゼロです。



















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工務店は千葉の持井工務店です。
以前(といっても10年前)、千葉県我孫子市でMsの物件を施工していただいた工務店です。
持井社長は大工技術を大事にし、また若手大工の育成にも力を入れています。とても技術力の高い工務店です。
大工棟梁の吉田さん、山崎さん含めて、なんと現場で下小屋を作り、寝泊りしてこの住まいを造り上げてくれました。
約110日余り、日曜日も含めて、ここで毎日、毎日自炊しながらの仕事。頭がさがります。
現場管理の苫米地さんも遠い現場にもかかわらず、最後まで丁寧に対応していただきました。
大澤材木の木がいいのですが、またそれに技をかけて、仕事がとてもきれい!!
持井さん、本当にご苦労様!

MOKゼミが東京でありますが、今年はこのつくばの現場での見学会をします。
是非見に来ていただきたいと思います。

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by MsARCH2 | 2010-05-07 20:07 | 長期優良住宅
『富田林の住まい』完成!
3月中頃、富田林にある長期優良住宅先導モデル事業+長期優良住宅の性能をもつ『富田林の住まい』が竣工しました。30代夫婦+子供1人が住む、延床40坪の2階建てです。施工業者はMsとは初仕事となる新協建設工業です。質問事項を箇条書きにして打ち合わせに望むほど勉強熱心な腕の良い大工さんのおかげで、Msの仕事が初めてとは思えないほど綺麗に仕上がりました。『富田林の住まい』の特徴として屋根に太陽熱利用の空調システム『そよ風』を乗せています。



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南側正面の写真です。南側中庭にある4mの大きな木はヤマボウシです。落葉樹なので冬は南の光が家の奥まで入り、夏は日差しを遮ってくれます。南側の庭にはエゴ、シマトネリコ、シャラ、シラカシなどが植えてあります。高い塀や生垣で地域との繋がりを遮断するのではなく、植栽で緩やかに地域と繋がっています。





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玄関です。玄関扉はクルミの板です。Msオリジナルのステンドグラスもはめ込まれています。ステンドグラスの外部側は防犯ガラスになっているので防犯上も問題ありません。玄関土間は洗い出し仕上げです。Msではめすらしい片開きドア。この住まいは気密性も高く、C値は1.5です。一般の感覚から言って隙間無く施工され、隙間風などは無い程度です。唯一外部に面している木製建具は玄関のみなのです。











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リビング・ダイニングです。床はクルミフローリング、壁は珪藻土です。南側からの暖かい光が差し込みます。
天井の一部が吹き抜けになっているため、2階からの日差しもあり日中は照明が必要ありません。丸テーブルはMsからお施主さんへのプレゼントです。Msオリジナルのテーブルで天板はクルミです。脚部分はブナ材のプライウッド曲げ脚です。無印やアアルトのスツールでよく使われています。この脚もMsオリジナルでつくっています。


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キッチンはとても広く、収納も十分です。シンクはアイランド型となっており、南側の庭を見ながら家事をすることができます。丸型の白いボイドは、屋根からの暖かい風を床下に送りこむダクトです。



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階段踊り場の窓です。Msではよく階段に大きな窓を取り付けます。夏場はこの窓を開けることで南北に風が通ります。格子がついているので、夜開け放しで寝ることができます。












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2Fです。とても開放的な空間です。4寸勾配の屋根のため天井が高く広く感じます。2Fもフローリングはクルミです。壁は吹き抜けの一部分以外は全てJパネル現しとなっています。























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そよ風の吹き出し口です。天気の日であれば、ほんのり暖かい風が吹き出してきます。床下は予想以上に暖かくなります。冬場のそよ風は屋根部分で温まった空気を床下へと送り、床に開いた吹き出し口から室内へと暖められた空気が出てきます。建物の一番下の部分から暖めるので家全体が同じような暖かさになります。













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住宅地に緑溢れる家になりまた。春になり、新芽の季節が楽しみです。街並みに開いた形の住まいです。ブロック塀など絶対に駄目です。四季の草花が楽しめる街角の住まいです。
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by MsARCH2 | 2010-03-30 08:34 | 長期優良住宅
「遠江の家」-天竜杉の家-完成見学会
浜松市の長期優良住宅先導的モデル事業の採択を受けた「遠江の家」が竣工しました。
お施主さんは工務店の2代目、自邸兼モデルハウスとなる住宅です。
お施主さんのSさん夫妻、大工さん1人の家族経営です。
今までの新建材を使った家作りに疑問を持ち、MOKスクールの存在を知り、MOKスクールで勉強することで、今回のモデルハウスプロジェクトへと進みました。
Sさんとのファーストコンタクトは去年のMOKスクール天竜ツアーです。それから約1年をかけ、ようやくSさんがこれから目指す家作りの一つの形がMsとの共同作業により完成しました。


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写真は完成写真外観です。詳しくはこちら

天竜から近い浜松市(天竜も浜松市ですが・・・)の工務店であっても、天竜T.Sドライの存在は知っていても実際材料を使ったことが無いという現実・・・天竜T.Sドライさんも地元よりも自然素材などに関心の高い東京などの方が取引が多いとか・・・先ずは多くの一般消費者に地元天竜の山のことや、国産材のことに関心を抱いてもらえる、そんなアンテナショップとして役割も果たすモデルハウスです。

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先月28日、29日に行った完成見学会です。延べ100人以上の方に来て頂き、長期優良住宅の性能を兼ね備えた「本物の木の家」を実際に体感して頂きました。本当に多くの方に興味を持っていただきモデルハウスの第一歩としては素晴らしい見学会になりました。見学会当日は天竜T.Sドライシステムの榊原さんにも来て頂き、新月伐採やトレーサビリティーのことなど一般の方に説明して頂きました。

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Sさんのお父さんです。平穏な隠居暮らしをしていましたが、大工さんが他の現場(改修工事など)で手が離せないとき、遠江の家では大工さんとしてSさんを支えてくれた心強い存在です。小さな工務店ではありますが、加工機械などの設備は整っており、屋根付の加工場があるので初めてのMsの仕事でもなんとか無事竣工できました。

工務店のホームページはこちら


Msと渋谷建築がコラボレーションした「遠江の家」のパンフレットはこちら
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by MsARCH2 | 2009-12-09 10:22 | 長期優良住宅
超長期仕様 ≪富田林の家≫ 構造見学会
11/14(土)富田林の家の構造見学会を開催しました。
週間天気予報では雨の予定だったので、しっかりと大工さんが雨養生してくれていましたが・・・
晴天に恵まれました。うれしい誤算です。
三澤は天下無敵(言い方が古いですが・・・)の晴れ男なのです。

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こちらが建て方直後の写真です。
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当日は約40人の方に来て頂きました。工務店関係者、設計者が多かったですが、中には一般の住まい手も来て頂きました。構造への関心の高さを感じます。
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構造材は奈良県吉野の阪口製材所の杉(70年以上の戦前の杉)です。赤味の綺麗な芯持ち構造材です。さすが吉野と思わせる素晴らしい材料です。参加者のみなさんも、材の美しさに驚いていました。
吉野の構造材?どうせ高いのでは?と思われるかもしれません。しかし、このグレードの材料で110,000円/㎥です。富田林の家で構造材は16㎥ほどあるので180万円ほどです。総額3,800万円の家で構造材にはたった200万円弱ほどしか使っていないのです。戦後の杉(40年~50年)の価格が80,000円/㎥とすると130万円ほどです。50万円の差で全て赤味で年輪も緻密で美しい材料が手に入ります。構造材は家の骨組みであり、設備機器のように取替えが出来ません。長く住む家を考えるときに構造材にこそお金をかける必要があります。プリウス一台分より安い値段なのです。

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Dボルトです。大工の棟梁曰く「材の中心で引っ張るDボルトは羽子板ボルトにくらべたら間違いなく強い」と絶賛していました。
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新協建設工業(施工業者)のブースです。施工中の写真をパネルにして説明していました。工務店関係者も多かったので使っている材料や施工方法に興味深々でした。
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柱の含水率です。全てではありませんが、柱材は同じような数値でした。天然乾燥ですが優秀です。
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天気も良かったので一部の方には足場を登っていただき、屋根の「そよ風」採熱パネルの施工状態も見ていただきました。太陽の熱を利用したパッシブソーラーシステムとして富田林の家では「そよ風」を採用しています。普段板金の中で見えない部分ですが、運よく施工中を見学することができました。(そよ風について詳しくはここをご覧ください)
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多くの方に参加して頂き、盛況の内に見学会は終了しました。丁寧に見学してくださった参加者の皆様、また見学会を了承してくださいました。住まい手に感謝です。竣工見学会が楽しみです


11/28(土)に静岡県浜松市で行っている「遠江の家」(Ms日記では浜松の家)の完成見学会が行われます
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by MsARCH2 | 2009-11-17 14:28 | 長期優良住宅
富田林 K邸  木配り
設計者は大工棟梁であれ!!



もう数百件でしょうか・・・
エムズの設計者が、構造材を全て山の製材業者から良質の杉良質の杉、桧を吟味し購入しています。林産地とのネットワーク、木を見る確かな目がMsの得意分野です。他の設計者ではできません。1/30の構造模型も作り、接合金物の位置まで明記し、加工の打合せを密にしてゆく。全て設計者が行います。

今回構造材は吉野製材の雄、阪口製材の化粧構造材です。素晴らしく・・・素晴らしく美しい。緻密、赤味、乾燥含めて合格です。 この梁、1本1本全てに番付(普通は大工の棟梁が行います)することが、Msの設計でもあるのです。


①三重県松坂市にあるプレカット工場(コウヨウ)での打合せ風景です。打合せに必要な施工図(Dボルト詳細図、Jパネル割図)は全てMsが用意します。プレカット担当者、大工の棟梁、現場監督と出席してもらい、用意した図面と軸組模型をみながら納まりの確認をします。

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②見事な材です。乾燥もバッチリです。ブログ用に良い写真を撮っているわけではなく、材によりバラつきはありますが平均すると30%ぐらいの含水率になります。プレカットの時点でこの乾燥は見事です。

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③伏図を確認しながら一本一本、木配りしていきます。横架材だけでも80本ほどあり、その全てに番付していきます。材料を並べるのも一苦労です。普段机の上での仕事が多いスタッフは、木配りの次の日は筋肉痛になっています。
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④8寸、9寸の5m材です。本当に綺麗な材料です。このような良材が手に入るのもMsの強みです。林産地とのネットワークがあるからこそです。

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⑤この12㎝角(4寸)の赤味の柱、なかなかこの色目のものは入手できません。さすが吉野材です。年輪も緻密です。

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by MsARCH2 | 2009-10-03 09:36 | 長期優良住宅
つくばM邸 工事開始
国土交通省 長期優良住宅モデル事業のMs建築設計事務所の地域産材+Jパネル+Dボルトの工事が関東・つくばで着工しました。
つくばといえばつくば山、学研都市として開かれてから約30年、その中ではなく、昔からの田園風景が残る一画にありました。
来年1月末までに本体工事を終了させなければいけません。国庫補助をいただいての建設はスピードが要求されます。関東での建設を考えた時、化粧構造材はどこを選択するか、加工はどこができるのか(プレカット等)が設計と同じくらいの力量がいります。このM邸もプレゼンテーション、基本設計の段階から熟慮しました。
地域材といえば、その建設周辺のやまからと短絡的に考えるかもしれませんが、Msの「木材品質基準」のグレードは高いのです。
70年生の木材、赤身材、乾燥材、通直のポイントをてらしあわせてみて、今回は以前から何度かMsとの仕事してきた新潟・大澤木材から弥彦、角田山の杉を使用しました。そして化粧構造材の加工もいつも新潟でお付き合いしている三島棟梁が手加工でてがけてくれることになりました。
全国でMsの仕事があります。遠方(屋久島、宮崎、静岡、新潟)で仕事するとき、木材もさることながらその地域でMsと協力しながら家作りできる工務店があるかどうか、それがとても大切になります。
私・三澤も24年間300棟以上手掛けてきた中で、それぞれの地域での工務店、設計者、木材関係者、役所の友人がいます。いつもその友人たちに工務できるMsに相性の会う方を紹介していただくことが多いのです。もちろん最終の判断は私がその方々とお会いして決めますが、とても参考になります。
今回は「自然と住まい研究所」がM邸での工事です。


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おごそかに地鎮祭がとりおこなわれました。今回は、百名山つくばでの神主様
西日本でよく見慣れた風景・行事とは若干異なりますが、すがすがしい地鎮祭でした。


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この四方清めの式典、とても絵になっていました。
もちろん写真の腕もいいのですが、映画のワンシーンのようでした。



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場所がかわって、こちらは新潟市です。
弥彦・角田山の70年~80年の杉の化粧構造材です。
とても赤身が多く、節も少なく、グレードとても高いです。
なぜこんなに木材が並んでいるかは、今から番付といって、
1本1本木材に、棟梁大工がする仕事をMsと棟梁が一緒に作業するのです。
これが大切なことです。これも設計の一つです。


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これは小梁、12cm角です。
居間の来客の目によく止まる天井の小梁がなんと芯去材の中トロです。
とてもきれいです。

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by msarch2 | 2009-09-17 17:13 | 長期優良住宅
長期優良住宅モデル「牧落の家」竣工しました
大阪北部、箕面市内にて延べ床34坪のコンパクトな住宅が完成しました。
羽根建築工房の松ちゃん(愛称)若干27歳の初仕事でした。

土台、柱、梁 14㎥
Jパネル240枚 14㎥
杉、カラ松パネル 約50枚(家具用)

一般在来木造住宅の2.5倍の木材を使用しています。
これだけの量の仕事を約5ヶ月以内で仕事しなければいけません。
精度とスピードが常に必要なのです。


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■外観■
外構が工事中です。
道から見たこの住宅は都市に浮かぶ舟のように見えます。
Msの場合、デザインが先行して外観が決まるわけではありませんが、
2階に居間をもつためにデッキが船舶のスタイルと合致したようです。
居間から続くMsオリジナルの吊バルコニーが南と西にたっぷりあります。
バルコニーの横格子は道行く人々からやさしく室内の目隠しの役割を果たします。
軒先は南側1.8m、西側1.2mもあります。
雨の多い日本、最近建築雑誌に出てくる白い箱だけの家は
スタイルは格好いいと思っているようだけど、
雨の日に窓が開けられない住宅は機能しません!!











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■ダイニング■
チークの大黒テーブル。大人8人は十分に座れます。
キッチン・テーブル等の建築工事費は120~30万円でできています。











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■図書室■
キッチンの奥は4帖の個室と図書室。
写真は家族全員が使う図書室です。
奥にはピアノも位置し、本を読んだりインターネットをしたり、
家族のもうひとつ居間です。
本棚は幅3.4m高さ2.0m。
厚さ2cmの本なら1000冊(!)も入ります。
そして、室内の荷重も十分にJパネルが支えてくれます。


















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■外部バルコニー■
南面、奥行1.1mもある上小節のヒノキ(森昭木材)
横格子もとてもきれい(廣本林業)
2階にいながら屋外に対してOPENにできます。

















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■シェスタソファ■
Msの住まいに100%といって言いほどついています。
お昼間ここで昼寝をしていると、とても心地いい!
クッション下部には引き出しもついていてブランケットなど十分に収納できます。













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■チーク大黒テーブル■
ちなみにMsで使用している椅子を並べてみました。
これらの椅子、普通の椅子の大きさの1.5倍は十分にあります。
座り心地がとてもいいのです。












そして、8/2(日)長期優良住宅モデル第1号として完成見学会を行いました。
構造見学会と同様、60人近くの人に来ていただきました。


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今回長期優良住宅の構造材、見学に来られた設計者、工務店、100%の方々がその美しさに驚かれます。
芯持ち構造材でこれだけの品質は廣本林業だからこそできるものです。

Msの長期優良住宅モデルは現在
●富田林市(大阪)
●つくば市(茨城)
●新潟市(新潟)
●浜松市(静岡)
●蒲郡市(愛知)
●愛知県幸田町

と工事進行中です!

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by MsARCH2 | 2009-08-07 09:13 | 長期優良住宅
「箕面の家」構造見学会
5月9日(土)箕面の家の構造見学会を開催しました。
当日は暑いくらいのいいお天気で、青空のもと見学の方をお迎えです。
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実は今回の見学会、MOKスクールやHPなどで告知したところ、なんと60人もの方に申込み頂きました!
Ms超長期住宅の第1号ということだからでしょうか、設計や施工などプロの方の参加が特に多かったようです。
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芋の子を洗うようです・・・


まず、超長期住宅の仕様について、MsのJD工法(JパネルとDボルトを使った工法)について、断熱性能についてなどを説明。
下の写真は床の水平講面について説明している三澤です。
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Jパネルの床倍率は四周釘打ちで3.0倍の認定をとっています。
壁の耐震性を重視しがちですが、水平講面を固めることも同じくらい大事です。
火打ち梁がいらない、天井の化粧材にもなるJパネルはとても優秀です。

みなさん熱心に耳をかたむけ、メモをとられていました。

実は、超長期住宅の仕様といっても普段のMsの仕様とさほど変わりはなく、
基礎をより強固な仕様にし、パッシブソーラーのシステムを導入したくらいなのです。
Msでは何年も前から「長持ちする強い家」を意識して家作りを行ってきたということです。
(基礎の性能など詳しくは超長期実況を参照下さい)

説明の後は1階と2階で自由に見学をしていただきました。
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その際、質問を頂いた中で特に多かったのは、Jパネルの施工について。

「腰窓下のJパネルは、どうやって納めているのか?」

Jパネルは、柱に入れた深さ12mmのしゃくりに落とし込み、施工します。
ところが、サッシが取り付くところにはしゃくりが無い。
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「どうやって落とし込むの??」

ということです。

これはそんなに難しいことでもないのですが、
まずJパネルを据えてから柱を立て、横から挟むように施工します。

Jパネルの落とし込み工法は初めて行う場合は戸惑うこともあるようですが、
慣れればそれほど技術のいる工法ではありません。

興味のある方は是非一度使ってみてください。


※今までに例のない参加者数に、嬉しい反面、少し心配もしていたのですが、
みなさんとても静かに、丁寧に見学していただき、無事に見学会を進めることができました。
参加者の皆様、「ありがとうございました」

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by MsARCH2 | 2009-05-11 21:45 | 長期優良住宅
超長期2件目! 浜松の家 配筋検査
浜松の家は浜松市内の住宅地、敷地南側は地区公園。とても広い敷地ゆえ、私が平屋建ての住まいで十分ですと住まい手に言うと、「エッ!!てっきり2階建てが普通だと思っていました・・・」と結果として2階建てになりましたが、限りなく平屋に近い住まいです。Msのクライアントは建築士の方も多いのです。この浜松の施主も建築士で施工会社をしています。そしてMOKスクールの生徒です。前回のMOKスクール天竜T.Sドライツアーで製材工場を見学に行き、「浜松で家を建てるならT.Sでやらなくてどこでやる」とけしかけました。(半分冗談です)が、そんな熱意で実現して、今日、配筋検査となりました。

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全体写真です。敷地は100坪近くあります。贅沢に建物を配置できます。大阪では考えられません。

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とても綺麗な仕事です。図面の指示通り配筋されていました。スラブ部分はD13、200ピッチで配筋しています。この鉄筋の下に敷き詰めたシート。ただの防湿シートではありません。防蟻材入りのシートなのです。超長期仕様です。


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超長期速報(箕面の家)でも出ていたと思いますが排水配管(サヤ管)です。この配管の中に排水管を通すのでコンクリートを壊すことなく排水管のメンテナンスが可能です。もちろんこの配管をする場所は鉄筋も補強してあります。

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内部型枠も終了です。アンカーボルトとホールダウン金物用アンカーボルト(M16)をセットしていきます。


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型枠固定に使うジャストクリップを利用してアンカーボルトの位置、高さを正確に出しています。もちろんアンカーボルトの下端は立ち上がり配筋に留めてあります。

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この日加工場にJパネルが搬入されました。搬入された枚数・・・なんと300枚です!1枚0.059㎥として17㎥もあります。構造材よりも多い材積です。防火仕様用のJパネルも搬入されていました。Jパネルは外壁15㎜の本実板と組み合わせることで防火構造の大臣認定を取得しています。これにより法22条地域での延焼の恐れのある部分や準防火地域で木部表しの外壁が可能となっています。詳しくはこちら。※Jパネルは静岡:丸天星工業、鳥取:レングス、徳島:山城もくもくの3社の製品に限ります。今回のJパネルは静岡の丸天星工業のJパネルです。構造材は天竜T.SドライでJパネルも静岡の丸天星のJパネルです。ウッドマイルズ(木材平均輸送距離)で考えても相当なCO2削減になっています。浜松の家は平均的な木造住宅の倍ほどの木材を利用した(しかも県産材)まさに「静岡の木の家です」       これだけ県産材を利用しても補助金は抽選のようですが・・・
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by MsARCH2 | 2009-05-02 16:58 | 長期優良住宅