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MOKスクール2008 徳島ツアー
5月17日 MOKスクールでは毎年春と秋、林産地を訪ねる見学ツアーを行っています。
今年の春は徳島のTSウッドハウス協同組合へ行ってきました。
TSウッドハウスは震災の年1995年に林業家5人が立ち上げた協同組合で
日本で最初に林業家発信の家づくりの材料供給を提唱したグループです。

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1996年竣工のモデルハウス。
無塗装の外壁杉板は10年以上が経過し、味わいのある表情に。

TSウッドハウスの中心的林業家、和田善行氏。
葉枯らし乾燥・天然乾燥など山へのこだわりと、
それを扱う大工職、
日々の木部のメンテナンス等、
木にかかわるすべてのことについて説明を受けます。

佐々木材木は主に板材を中心に挽いている製材所。
TSウッドハウスでは山での3ヶ月の葉枯らし乾燥後、約4ヶ月以上の桟積乾燥を守り続けている。
整然と桟積みされた板材。いい仕事です。
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杉のフローリング表面を熱圧ローラーに通すことによって、少し表面強度が上がり、
光沢もでます。
商品名は「こもれび」
杉は柔らかいからと言われている方に朗報。
(ア)15で坪20000円ほどしますが。
加工機からでてきたフローリングを触るスクール生。
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最後に訪れたのは三枝林業。
荒挽後桟積されたストック材の前で説明する和田氏。
構造材は桟積後、直角2面鉋盤で仕上がり状態にして出荷される。
都市部であえて無駄なゴミを出さないため。
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現在日本各地で山側とすまい手を結ぶ林産地が数多く出現してきているが、
その元祖である徳島TSウッドハウスを訪れることは
木造建築を学ぶMOKスクール生にとって非常に重要なことであったと思う。
by msarch2 | 2008-05-19 12:12 | MOKスクール
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