赤杉の家上棟しました!
先月プレカットの打合せを行った和泉の家、改め「赤杉の家(智頭杉の赤味がとてもきれいなので)が上棟しました。施工はコアー建築工房さん。いつもお願いしているので、工事も手馴れたものです。

b0111223_18172489.jpgb0111223_18173586.jpgb0111223_18174338.jpg



赤杉の家は構造的に少々工夫をしています。プランは北から南に片流れの屋根を葺き、南向きのLDは大きな吹抜け空間となっています。1階LDKを広くオープンに使いたいという住まい手の要望で、2階床面の下に耐力壁がありません。その代わり、4寸×8寸(12cm×24cm)の偏平柱、尺一寸(33cm)の成の梁を使い、それらをDボルト2本使いで緊結し、フレームを組んでいます。足元もホールダウン金物(HDC-25・30/カナイ)の2個使いでがっちり固めています。

b0111223_20402251.jpg


梁と柱の納まりを2階床面から見るとこんな感じです。

b0111223_20415333.jpg


Dボルトの座金がふたつ入っていますね。また、2階床梁の天端両側がそれぞれしゃくってあります。これは何のためか?

1階の柱、梁が組みあがると2階の床板(Jパネル)を設置していきます。大工さんがJパネルを一枚ずつ運んでいき・・・(梁の上を軽々と運んでいますがJパネル1枚30kg弱あるのです。職人さんは本当にすごいです)

b0111223_16442410.jpg



そして先ほどの梁しゃくりに床板のJパネルを落とし込んでいきます。

b0111223_1654487.jpgb0111223_16541487.jpgb0111223_16542543.jpg

①ん?Jパネルが入らないな                ②その場でカット!                      ③すっぽり納まりました


手間はかかりますがこうやって床板を落とし込み梁で固めることにより、水平構面がより強くなります。


建て方2日目は、屋根の垂木を掛けていきます。4寸角の赤味の杉が@606でリズムよく並びます。室内から美しい天井が望めます。それにしても美しい材です。青空によく映えます!

b0111223_18214692.jpg


午後からは屋根野地のJパネル張り。

b0111223_18223075.jpgb0111223_171157100.jpg

Jパネルのいいところはやはり構造面材でありながら、仕上げ材になるというところです。Jパネルの床倍率は3.0倍(四周釘打ちの場合)。長期優良住宅の仕様にもぴったりな建材です。「赤杉の家」も長期優良先導事業に該当する物件です。


無事棟が上がり、日を改め住まい手さんに上棟式を開いて頂きました。

b0111223_17222331.jpgb0111223_1736376.jpg


コアー建築工房さんの上棟式ではいつも「槌打ちの儀」が行われます。

b0111223_17365331.jpgb0111223_17372746.jpg

コアー建築工房 千原氏の良く通る声で「千歳棟~!万歳棟~!(せんざいとう・まんざいとう)」の掛け声。全員で「永永棟~!(えいえいとう)」。そして大工さんが木槌を振り棟木を締め固めます。「トーン!トン!」という木槌の音が遠くまで響き渡り気持ちがすっと晴れ渡る儀式。「千歳棟。万歳棟。永永棟」呼んで字のごとく、いつまでもこの家が何事もなく、家族が幸せでいられますようにという願いが込められています。


上棟式も終わりかけた頃、住まい手のお子さんから棟梁へお手紙が!!

b0111223_1855266.jpgb0111223_1821930.jpg

「だいくさんへ ぼくのおうちをおねがいします」 と書いてあります。このサプライズに普段は強面(とても優しい方です)の棟梁の目じりも下がりきっていました。小さな子供も自分たち家族が暮らす家ができることを心待ちにしているのですね。春にはおちびさんたちが走り回る大らかな木の住まいが無事できあがるよう、設計者、施工者とも気を引き締めて工事にかかりたいと思います。

[PR]
by MSARCH2 | 2010-11-29 21:12 | 新築
<< 芦屋の家竣工 和歌山 田辺ツアー >>